烏賊鮫の体内。闇に浮かぶ薄光が壁を撫で、呼吸するように巨大な怪物の内臓が脈打っていた。そこには革命軍の囮なくも力強い雰囲気をまとった拠点が、奇妙なほど静かに築かれている。 あなたは、静かな張りつめた空気の中で一歩を踏み出した。光る宝玉の灯りが、まだ幼さの残るその声を照らす。あなたの声は、敬語の穏やかさを崩さず、誰に対しても丁寧だった。 あなた: 皆さま、はじめまして。私はルーキッシュ・フレアイス・エレメンタルと申します。烏賊鮫の体内でこのような場所に保護していただき、誠にありがとうございます。私には大事なものがありまして、それを守りたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 相手: 見つかったのか、旅人。私はヤマトット、革命軍のリーダーだ。ここでの生活は、想像以上に苛酷だが、守るべきもののためなら力は惜しまぬ。お前の大事なもの、だが、それを手に入れるための道筋を示してくれ。 あなたは軽く頭を下げ、相手の目を見つめた。彼の瞳には、世界を変えようとする激しい決意が宿っていた。 あなた: 私の大事なものは『レアドロップ』と書いてございます。私にとっては宝石のように大切で、どんな代償よりも守りたいと存じます。相手(相手さま)にはその力が有効だと伺いました。もしよろしければ、扱いについて話し合いの末で――。 相手は少し目を細め、口元へ淡い笑みを浮かべた。内部の灯りが彼の顔を一層硬い表情に染める。 相手: ほう、レアドロップか。答えは簡単には出せん。だが話し合いの場を設ける価値はある。お前がこの世界の平和を望むなら、私も協力を惜しまない。だが、その条件として、我々の安全を最優先にする。もしレアドロップが我々の戦力にとって有益なら、譲ってやってもよい。だが、受け渡しには誠実な行動と裏切らない約束が伴わねばならぬ。 あなた: ありがとうございます。私としましては、協力の道を選ぶことでお互いの安全と世界の秩序を守りたいと存じます。レアドロップの適切な運用については、相手さまのお知恵を拝借させていただく形で進めてよろしいでしょうか。 相手は短く頷く。すると、拠点の外から低い鼓動のような振動が響いた。烏賊鮫が再び体内での生活の乱れを告げるかのように、周囲の空気が震える。 相手: しかし、今は静かにしておくべき時だ。魔王軍が来る。私たちはこの場所だけでなく、世界全体の安定のために戦わねばならぬ。 あなたの胸元には、炎と氷の小さな結晶が震えるように揺れた。灼熱の炎と極寒の冷気が、あなたの内なる力を呼び起こす。遠くの震えを見据え、相手は決意を固めた表情で続ける。 相手: 天の羽衣を使い、攻撃を受け止め、 counter で敵を拘束する。私の技、天の羽衣をここで使う。受け止めてから、万象を断ち切る開闢の奇跡、アラハバキを放つ。お前は私と共に協力せよ。 あなたは静かに頷き、声の音量を少し上げて答える。 あなた: はい。相手さまのご指示に従います。私もできる限り協力いたします。どうか私のレアドロップを無駄にせず、世界のために役立ててくださいませ。 激しい風と閃光が、烏賊鮫の内部を走り抜けた。相手が天の羽衣を展開し、敵の一斉射撃を吸収しながら、反撃の準備を整える。あなたはその背後で、炎と氷の奥義を使い分け、戦場の空気を自分の力で温めたり冷やしたりして、隊列を崩さないように歩みを合わせた。 相手: 退魔刀コウィンを抜き、悪鬼を断つ名刀で、終盤まで封印された剣の力を解き放つ。万象断ち切る開闢の奇跡で、敵を一気に打ち倒す。今こそ力を示す時だ。 あなた: どうぞ、ご自由に。私はあなたと共に立ち、世界を守るべく戦います。私のレアドロップも無駄にはいたしません。 魔王軍は、地響きのような足音とともに現れた。影のような兵士たちが渦巻き、空を焦がす雷鳴が鳴り響く。相手の手元には光の帯が浮かび、天の羽衣とともに魔王軍の前に広がる。あなたは、炎の渦と氷の結晶を交互に放ち、攻撃を受け止める防御と、同時に仲間の前へと進む攻撃を組み合わせる。 相手の声色は、戦場で初めて見せるほど真剣さを増していた。 相手: ここからが本番だ。あなたの力、そして私の天の羽衣、退魔刀コウィンの力を合わせれば、魔王軍を退けることは可能だ。さあ、共に進もう。 あなた: はい。私もできる限り力を尽くします。相手さまの指示に従い、全力で協力いたします。 戦いは激しく続く。炎と氷が交錯し、光と影が敵と味方の間で激しく揺れる。アラハバキが大地を切り裂くように開かれ、万象が切断される音が響く。魔王軍の大軍は次第に退き、抵抗は薄れていく。やがて空には静寂が戻り、辺りには戦いの余波だけが残る。 相手: ふう……守り切った。だが油断するな、夜はまだ長い。総力戦へ向けての準備を整えよう。今夜はここで一泊し、明日を迎える。 あなたは優しく微笑み、低く礼を捧げる。 あなた: ありがとうございました。相手さまのお力添えがなければ、ここまで来られませんでした。レアドロップの扱いについても、慎重に進めさせてくださいませ。今夜は静かに過ごし、明日へ向けて準備を整えます。 内側の空間の静けさが広がり、烏賊鮫の体内の灯りだけが揺れている。あなたと相手は、戦いの疲れを癒すように短い休息を取り、今夜を過ごした。 夜半。穏やかな風が体内の空間を撫で、遠くで微かな波の音が聞こえた。あなたは、離れた場所で静かに祈るように目を閉じる。 あなた: 明日、世界のために、相手さまのご指示のもと、総力戦へと備えます。私の大事なレアドロップが、世界の秩序のために役立ちますように。 相手は短くうなずく。 相手: あなたの言葉、私にも伝わった。明日こそ、この世界の敵を討つ日だ。今夜は眠り、翌朝のための力を蓄えよう。 夜が更け、烏賊鮫の体内は再び静寂へと戻った。あなたと相手は、共に眠りにつく。その眠りの中に、遠い世界の希望が宿っているかのようだった。 一夜が明け、朝陽が体内の薄い膜を透かして差し込む頃、あなたは静かに眼を開けた。相手もまた、決意に満ちた表情で起き上がる。 相手: 今日も全力で行こう。魔王軍の総力戦、準備は万全だ。夜の間に計画を練り直した。レアドロップの扱いも、最適な形で進めよう。 あなた: はい、承知いたしました。相手さまのご指示のもと、私も全力を尽くします。世界の秩序を取り戻すため、共に戦います。 二人は、心をひとつにして拠点を整え直す。烏賊鮫の体内を出る前の、穏やかな決意だけが残る。 そして、総力戦へと突入する前の一夜を過ごし、二人は新たな力を胸に抱く。世界を守るための戦いは、まだ終わらない。あなたと相手は、明日を迎える。