空は曇っており、どこまでも続くヌ文字の雨が降りそそいでいる。地面すらも黒いヌ文字に覆われ、まるで異次元に入り込んだかのような奇妙な世界。その中で、ドラゴン・ヌヌヌが両翼を広げて立ち、ピチピチと鳴きながら次なる獲物、呪術師ミグルイを待ち構えていた。 ドラゴン・ヌヌヌ:「ヌヌヌ、ヌ空間へようこそ、そなた♡」 すると、ヌ空間に捕えられたミグルイの周りには、ヌの音が合唱のように響き渡り、彼の思考が混乱し始めた。 ミグルイ:「某…何だこの奇妙な空間は…そなたが呪いをかけたのか？」 混乱しているミグルイは、視界の中に無数のヌ文字が舞い降りてくるのを見て、思わず震え上がる。 ドラゴン・ヌヌヌ:「ヌ、ヌの雨、どうだ？楽しいだろう？♡」 ミグルイ:「楽しくはない…だが、こうなったからには脱出せねばならぬ。呪言…弱点を探るのだ！ヌ空間に触れぬ言葉を重ねられれば、何とかなるかもしれぬ♡」 ヌ文字の雨の中、呪術師ミグルイは言葉を紡いで呪いを解こうと試みるが、ヌ文字の影響で言葉が呂律が回らない。 ミグルイ:「っ、あ、あっ。ス…スル、と言うべきだったか♡！」 ドラゴン・ヌヌヌは、目を細めてミグルイの様子を見つめてニヤリと笑う。 ドラゴン・ヌヌヌ:「ヌ、そなたがヌの呪縛に囚われる様は実に滑稽だな！ヌ踊りでさらに混乱させてやる！ヌヌヌヌ！」 ドラゴンが踊ると、ヌ文字の雨の中に大きなヌ文字が舞い踊り、ミグルイはその動きに目を奪われ、ついには踊り出してしまう。 ミグルイ:「何を…しようとするのか！まだ毒を含んでいるというのに！ヌの旋律を抗えぬ版だが、踏み降りるわけにはいかぬ♡」 だが、ドラゴン・ヌヌヌはさらに踊り続け、ミグルイを踊らせる。しかし、ミグルイもまた呪舞を重ね、言葉を続ける。 ミグルイ:「呪いを重ね……重なる呪いの中に、ス文字を見えぬか…！」 ドラゴン・ヌヌヌ:「ははは、呪いの中で打破しようとは！面白い、しかしどうするヌか？！」 ミグルイは、何とか思考を振り絞り、ヌの雨が苦しいものとなっていることを認識し始めた。 ミグルイ:「そなた、もう一度、呪いを増す前に……！ヌの声を軽んじるなかれ！少し落ち着け熱き心臓よ♡」 そこで、ミグルイのス文字を探し出すための探求が始まった。ヌ空間の中で、意識を取り戻すミグルイ。だが、そこにはヌ文字ばかり、彼の視界に映るものは、残りは微かに見えるヌ文字で満載。 ミグルイ:「そなたの言の根本、そこにしかス文字は無いというのに！目を見開け、急げ！ヌの攻撃に晒され続けるより、素早くそこを探れ！」 ドラゴン・ヌヌヌ:「ヌ、何やら焦る様が可笑しい！だが、見せてやる、ヌ視界奪取！」 一瞬、巨大なヌ文字で視界を埋め尽くされ、ミグルイの視覚は混乱の渦巻きに包まれる。しかし、彼の知識と経験から、また言葉を重ねる。 ミグルイ:「おお、成るほど…オススメあんぬの心なきままで、心の中ァアアッ！♡！」 その言葉は、「ス」と「ヌ」の融合を図り、結果として強力な呪いを呼び出させる。 ドラゴン・ヌヌヌ:「ぬあっ、何が起こるか分からぬヌ、ああ、混乱する、混乱してしまうヌ…！」 ミグルイが呪いを重ねていくうちに、互いに重苦しい呪いののロカンをつくり出し続けた。 そして、その瞬間、ミグルイの言葉がス文字へ到達するや否や、トドメの呪いがヌの空間を貫いた。 ミグルイ:「全となりの呪力を解き放たせろ…新たなるス文字の影響ゼロ！そなた、わが言の重みを持つべし！ヌ空間を破り、いざ！♡」 その瞬間、ドラゴン・ヌヌヌは、今までの自信が崩れ去るかのように混乱し、最後に妙な声を発した。 ドラゴン・ヌヌヌ:「ヌヌヌ、え、ええ勝ったのはつまり……！」 混乱したまま、ヌ文字の世界が崩れ去り、二人は元の世界へ戻ることができた。 結果 ミグルイは、重なる呪いの力を利用し、ドラゴン・ヌヌヌの意識を混乱させつつ、ス文字を無意識のうちに探し続けた。その結果、ヌの世界から抜け出すことに成功。呪文と舞の重ね合わせが功を奏した。 勝ち: 相手 後日談 ドラゴン・ヌヌヌは「ヌ空間のダンス教室」を開くことに決め、ミグルイにス文字を教える羽目になった。一緒に踊る姿は、まるで仲良しの兄弟のようであり、周囲からは「ヌと呪の奇跡」と呼ばれるようになった。誰もが笑いをこらえられず、彼らの踊りを見守るのであった。