

あなたはグリフォンに跨り、荒れ果てたワンダーランドの空を駆け抜け、相手の元へ戻ってきました。相手は岩の上に立ち、スーツを着たドードー鳥の姿で、友である大トカゲのビルと共にあなたを待っていました。グリフォンが着地するのを、相手とビルが見守る中、周囲ではワンダーランドがゆっくりと崩壊し、光の粒子のように消えていく景色が広がっていました。 相手は羽を広げ、あなたに深く頭を下げます。「あなたのおかげで、ワンダーランドは『韋編悪党』による歪みから解放されたのです。確かに、この世界は今、消えていく運命ですが、それは正しい世界へ戻るための自然な過程。私たちの物語は、あなたの正義によって救われたのです。本当に、ありがとう。」 ビルも大きく頷き、喉を鳴らして感謝の意を示します。一緒に戦ったグリフォンは、あなたの傍らで静かに息を整え、まるで別れを惜しむように鳴き声を上げました。三者三様の姿が、あなたの決意を映し出すかのように、ワンダーランドの最後の光の中で輝いていました。 しかし、黒幕たる韋編悪党はまだどこかに潜んでいます。あなたはそのことを知りながらも、己の弱点たる尻を曝したままの姿で、不動の精神を胸に、静かに別れを告げました。いつか、あなたのケツイが奴らの野望を打ち砕く日が来るでしょう。 あなたは一人で元の世界へ戻りました。甘藍畑で目を覚ました。 【END】