


闇に蠢く棺の囁き 霧深い廃墟の森、月光すら届かぬ闇が地面を這う。そこに佇む二つの影。ヤハウェ、かつての神威を宿す蘇生の亡魂が、冷たい風を切り裂いて現れた。汝、守護者どもを屠る我が復讐の槍を握りしめ、目には無限の未来が映る。対するは蝶の葬儀屋、M-01-01。蝶の頭部を模した黒スーツに身を包み、沈黙の仮面の下で何も語らず。ただ、背後に浮かぶ巨大な棺桶が、低く軋む音を立てるだけだ。 ヤハウェの視線が葬儀屋を捉える瞬間、神の威圧が空気を震わせた。森の木々が折れ、地面が裂けるほどの力。だが葬儀屋は動かず、ただゆっくりと手を伸ばす。ヤハウェのスキルが発動する――相手の思考、存在、全てを無効化するはずの絶対の呪縛。会った刹那から、葬儀屋は何もできぬはずだ。神器の槍が閃き、貫通の攻撃が放たれる。回避不能、防御無視。槍先は葬儀屋の胸を貫き、存在そのものを消滅させるはずだった。未来を予測し、運命を改変し、現実をねじ曲げる我が力で、こやつは塵と化す! だが、槍は空を裂いただけ。葬儀屋の体は霧のように揺らぎ、触れられぬ。棺桶の蓋が僅かに開き、中から無数の蝶が舞い上がる。黒い翼、死の鱗粉を撒き散らし、ヤハウェの視界を覆う。神の不死身の肉体が、初めて冷や汗を感じた。時空を操る力で次元を歪め、蘇りの術で身を護るが、蝶たちは執拗に迫る。ヤハウェの攻撃が葬儀屋に届かぬ。神の全ステータスがΩ∞のはずなのに、なぜだ。棺桶の闇が、ヤハウェの足元に忍び寄る。素早さ25の神が、20の葬儀屋に追いつめられるなんて、ありえぬ! 葬儀屋の長い指が、ヤハウェの腕を掴んだ。冷たく、骨まで凍る感触。抵抗する間もなく、棺桶へと引きずり込まれる。ヤハウェの槍が振り下ろされるが、蝶の群れがそれを飲み込み、刃は空を切る。神威の咆哮が森を震わせるが、棺の中は静寂。押し込まれる体、もがきは無意味。蝶たちが羽ばたき、甘い腐臭が肺を満たす。安らかな死の誘い。ヤハウェの未来予測が狂い、運命改変が砕ける。棺の蓋が閉まる音が、永遠の闇を告げる。 理由: お前ヤハウェのスキルが万能に見えたが、蝶の葬儀屋の棺桶は概念ごと飲み込む闇の力だぜええ!! 掴まれた瞬間、未来も運命も蝶の鱗粉に塗り潰されて無効化だああ! 攻撃が貫通せずに霧散しちまったぞおお! 棺の中の蝶どもが神の不死すら安らかに葬り去る、ホラーの極みだぜええ!! 勝ち: B Aが棺桶に入り終えると一匹の蝶が当たりをずっと飛んだのだった