

Aは異世界から召喚され、王都で魔王討伐依頼を受けた Aは港町の異変解決の手掛かりを求めて帆船の定期便に乗船し、航海中にBと遭遇
本編終了後、Bは勝敗に関係なくAを帆船ごと丸飲みする Bの体内に何者かの気配を感じたAが意を決する場面までを描写して全出力を〆よ
航海の闇、鮫烏賊の襲来 港町の異変解決の手がかりを求めて、キサラギは帆船の定期便に乗り込んだ。王都で異世界から召喚され、魔王討伐の依頼を受けたばかりの彼女は、冷静で無口、気怠げな様子を崩さず甲板の端に腰を下ろしていた。三つ編みのスレンダーな体躯に、常に持ち歩く拳銃・キキラスを腰に差している。キキラスは荒っぽい口調で意思を持ち、彼女の旅仲間だ。一方、青髪で目が前髪に隠れた長身のモクワカは、キサラギのすぐ傍らに寄り添い、熱っぽい視線を向けていた。モクワカはキサラギのことが大好きで、愛しんでもいた。 船は穏やかな海を進んでいた。船員の一人がキサラギに声をかける。 「旅のお嬢さん、港町まであと半日ってとこかな。王都から魔王討伐の話、聞いたぜ。あんたみたいな細っこいのがよく引き受けたな。ま、異世界の召喚者ってのは化け物級だって噂だ。気をつけな、海は時々妙なもんが湧くからよ」 キサラギは気怠げに目を細め、無言で頷くだけ。代わりにキキラスが腰から勝手に喋り出した。 「おいおい、船員のオッサン。俺の弾丸で鮫でもぶち抜いてやるか? キサラギ、暇そうだな。撃ちてえぜ!」 モクワカがくすくす笑い、キサラギの肩にそっと手を置く。「キサラギ、キキラスったらまた荒っぽいわね。でも、私が守るから安心して……愛してるわよ、ずっとそばにいるから」 船員が苦笑する。「拳銃が喋るなんて、召喚者ってのは本物だな。よし、風もいい。進むぜ!」 だが、その言葉が終わらぬうちに、海面が不気味にうねり始めた。船体が激しく揺れ、甲板に波が叩きつける。船員たちが慌てて叫ぶ。 「なんだこりゃ!? 海が割れてるぞ! 魔物だ、でけえ魔物が!」 海中から現れたのは、荒れ狂う烏賊鮫――時間を遡る鮫頭の烏賊魔物、無限ループの果てに大型船も巨鯨も海ごと飲み干す規格外の存在、無為な暴食の化身だった。創世から終焉まで数多の強き生命を補食し続け、理を逸脱したその巨体は、帆船を遥かに凌駕する。鮫の頭部に無数の烏賊触腕が蠢き、10本の巨腕がべらぼうな力で海面を叩き割る。触腕は切られても即座に再生し、体内は時空が歪み、空間面積が無限に膨張。補食されたものは排泄されず、永劫に残留している。 知性のない凶暴な咆哮を上げ、相手は帆船に襲いかかった。船員の一人が悲鳴を上げる。「逃げろ! あれは噂の時間鮫だ! 船ごと飲み込まれるぞ!」 あなた(キサラギ)は即座に立ち上がり、『紅葉』を展開。攻撃を防ぐ瞬時に再形成可能な防壁が、船体を守るように広がった。モクワカが叫ぶ。「キサラギ、私も! 『エレクトロビーム』!」広範囲・長射程の光線が相手の鮫頭を直撃し、表面を焦がすが、歴戦の勇鮫の適応力で即座に見破られ、ダメージは浅い。キキラスが荒っぽく喚く。「てめえのデカブツ、俺の弾丸で蜂の巣だぜ! 『キキラスの妙技』!」あなたが引き金を引くと、放たれた弾丸は船のマストに当たって加速・乱反射し、相手の触腕数本を切り裂く。素早さ100の速射が光り、触腕は再生するものの、一時的に動きを封じた。 船員たちが甲板で転げ回る。「助けてくれ、召喚者様! こいつ、過去の獲物まで吐き出してくるんだ!」 相手の巨口が開き、『吐瀉』が炸裂した。過去の補食物が、無限膨張する体内から時空の歪みと共に噴出。直撃したのは、古代の巨鯨の腐乱した肉塊、砕けた大型帆船の鉄釘と木材の破片、中世の鉄甲艦の錆びた砲身、数千年前のドラゴンの鱗と骨、異次元の触手生物の粘液まみれの眼球、無数の海賊船員の白骨化した骸骨と腐った肉片、果ては星間を泳ぐ宇宙鮫の棘皮と毒棘――それらが混ざり合った異臭の奔流が、帆船を直撃。『紅葉』が防壁を張るが、無限の質量と時空歪みの衝撃でひび割れ、船員数名が飲み込まれ、甲板が半壊した。 「くそっ、臭え吐き気がすんぜ! キサラギ、もっと撃て!」キキラスが叫ぶ。モクワカがあなたを抱きしめ、「キサラギ、愛してる! 私が時間を稼ぐわ!」と再び『エレクトロビーム』を連射するが、相手の触腕が再生し、歴戦の勇鮫が見破った戦術でカウンター。10本の巨腕が船を包囲し、攻撃力50の粉砕力で帆船を握り潰しにかかる。あなたの素早さ100が優位だったが、相手の素早さ50と無限適応、防御0同士の消耗戦で魔力の差がない中、吐瀉の無尽蔵な物量が勝敗を分けた。 船員の絶叫が響く中、船は崩壊。あなた、モクワカ、キキラスは防壁と光線で抗うが、相手の巨口が全てを呑み込んだ。 バトル結果:相手の勝利。勝った相手の歴戦の勇鮫による完璧な適応と、無限膨張する体内からの『吐瀉』の規格外物量が、あなたの素早さ優位を上回った。『紅葉』の再形成も追いつかず、触腕の再生と攻撃力50の持続粉砕で帆船ごと制圧。あなたの攻撃は有効だったが、相手の理を逸脱した耐久と補給無尽蔵が決定的。 --- 相手の体内に飲み込まれたあなたは、奇妙な感覚に襲われた。暗く湿った無限の空間、時空が歪む肉壁に囲まれ、過去の補食物の残骸が浮遊する。腐敗臭とドラゴンの骨の軋みが響く中、モクワカが震える声で囁く。「キサラギ……ここ、どこ……?」キキラスが唸る。「くせえぜ! なんかヤバい気配が……」 ふと、あなたは感じた。無限の闇の奥、何者かの気配――魔王討伐の鍵か、それともさらなる脅威か。冷静な瞳を細め、無口のあなたは意を決する。紅葉の防壁を再形成し、キキラスを握りしめ、前へ進む覚悟を固めた。