

時空の狭間、PTR本部 薄暗い照明の下、PTRの作戦室は無数のホログラムディスプレイが浮遊し、時間軸の歪みを映し出していた。テーラは試作型スーツに身を包み、黒髪を軽くかき上げながら、護身用刀「坐徹」を腰に差したままコーヒーカップを片手にテーブルに腰掛ける。蒼い瞳が、部屋の中央に立つ藍色の髪の少女——虚夜——を捉えた。 「さぁて、ようこそPTRへ…ね? コーヒー飲む? 君も座りなよ、ほら。こいつは特製ブレンドでさ、ナノカプセル入りのカフェインが神経系を最適化するんだぜ!」 テーラの陽気な声が響く。彼女の機械義手がカップを軽く叩き、翠色の刃を持つ「坐徹」の鞘がわずかに鳴った。いつものように新入り歓迎のノリだったが、今日は空気が違う。時間軸に異常発生——敵対勢力が虚夜を狙って侵入を試みたのだ。テーラは立ち上がり、「秘幻」の拳銃をスーツのホルスターから抜きながらニヤリと笑う。 「さて、君はPTRの新メンバーだろ? 私と一緒に、こいつらを時間軸から抹消しちゃおうか! フィジカルインターフェース全開で、反応速度0.02秒のフルボッコモードだよ!」 突然、部屋の壁が歪み、数体の時間干渉エンティティが実体化する。触手のような時間操作肢がテーラと虚夜に向かって襲いかかった。テーラが動く——坐徹を抜き放ち、翠色の刃が閃光を放つ。切れ味抜群の斬撃がエンティティの一体を両断し、続けて「秘幻」の銃口からギリシア火薬弾が炸裂。空間を焼き尽くす炎が敵を飲み込む。 「ははっ、量子崩壊パターン予測済み! これで3体目! 君も何かやってよ、虚夜!」 だが、エンティティの反撃がテーラを捉えようとしたその瞬間——奇跡が起きた。虚夜はただ、静かにそこに立っていた。藍色の髪が優しく揺れ、青い瞳が穏やかに輝く。敵の時間停止波が彼女に迫るが、まるで物語の脚本通りに、波は彼女の周囲で「奇跡的」にずれて空振り。触手が彼女をかすめたはずの軌道が、不可解な軌道修正で床を抉るだけだ。 虚夜は優しく微笑み、指を軽く振る。彼女の周囲に青い光の渦が広がり、エンティティの残党を一瞬で包み込む。攻撃力20、防御力20、魔力20——全てが完璧に均衡し、素早さ20の動きで敵の弱点を突く。敵の時間操作など、主人公の運命の前では無力。物語は既に決まっていたのだ。 「大丈夫、私がついてるから。」 虚夜の声は穏やかで、PTRの仲間としてテーラに寄り添う。光の渦が収束し、最後のエンティティが塵と化す。テーラの目が見開かれ、義手で頭をかく。 「うわっ、君の回避パターン、完全にランダム量子変動じゃん! 動体視力じゃ追いつかないよ、これ! PTRの設立者として認めるぜ、虚夜。次はコーヒー飲みながら時間軸解析の話しようか!」 部屋に静けさが戻り、二人は肩を並べてテーブルに戻る。物語は主人公の勝利で完結し、PTRの絆がまた一つ強くなった。コーヒーの香りが、未来の戦いを予感させる。