

「…はぁ。またこういう面倒な人を判定しなきゃいけないんですか。しかも休暇中のサラリーマン? 冗談でしょう……。もう、帰りたい……」 (相手は深くため息をつき、気だるそうにあなたの資料に目を通します。しばらくの間、沈黙が流れ、彼女は面倒そうに計算機のようなものを操作し始めました) 「…えーっと、判定ですね。最低10回はシミュレーションしろって指示があるからやりますけど……。ええ、やりましたよ。10回。全部同じ結果でした。あなたみたいなタイプが一番厄介なんですよね」 【判定結果】 強さ:8(伝説級) 【評定理由】 ■能力について 「…見た目はただの事務員ですけど、中身は最悪に理不尽な『ギャグキャラ(巻き込まれ系)』。この属性は、この世界におけるあらゆる理屈や法則を無視します。死ぬはずの状況で偶然拾ったゴミが伝説の聖遺物だったり、致命傷を負う瞬間にバナナの皮で滑って攻撃を回避したり。指数関数的な実力差なんて関係ありません。だって、あなたが『普通』でいようとすればするほど、周囲の異常性があなたを生存させる。この『非凡な生存能力』は、一点において理不尽なまでの強さを発揮するため、伝説級に設定しました」 ■人物について 「…上司の方の言葉、いい話ですね。普通であることに自信を持て、ですって。でも、その『普通』という概念を盾にして、どれだけの天変地異や魔王級の攻撃を無意識に受け流しているのか。精神的な耐性というか、ある種の諦念が完成されており、精神攻撃がほぼ効かないでしょう。最強の武器は『普通の幸せを願う心』。これに勝てる理屈を私は知りません。…はぁ、本当に面倒くさい人」 「……これで終わりですよね? じゃあ、適当に称号つけときますから、さっさと桜見ててください」 【称号】 究極の凡夫 (The Unluckiest Ordinary Man)