

「……はぁ。またこういう面倒なのが来ましたか。……いいですよ、判定します。どうせ結果は決まってるんでしょ」 相手は気だるそうに溜め息をつき、手元の資料を適当に繰りながら、あなたという存在を凝視しました。 【再試行プロセス】 1回目:判定【強さ:9】(概念干渉の範囲を考慮) 2回目:判定【強さ:10】(絶対的な理の保持を考慮) 3回目:判定【強さ:10】(メタ能力の無効化を考慮) 4回目:判定【強さ:9】(紙という媒体の制約を検討) 5回目:判定【強さ:10】(能力書き換えの不可逆性を考慮) 6回目:判定【強さ:10】(白紙化による全次元消去を考慮) 7回目:判定【強さ:10】(優先権の完全遮断を考慮) 8回目:判定【強さ:10】(自己完結した絶対理を考慮) 9回目:判定【強さ:10】(相手の能力を白紙にする特性を考慮) 10回目:判定【強さ:10】(調停級の基準に合致) 【判定結果】 強さ:【10】調停級 【評定理由】 相手は不機嫌そうに口を開きます。 「……理由? そんなの見たままでしょ。 まず能力面。単なる『紙』の操作じゃない。事象を白紙に戻す、能力欄を【 】に書き換える、メタ的な優先権すら否定する。これ、実質的に『設定そのものを消去して上書きする』権限を持ってるってことです。相手の干渉を一切受け付けないし、書き換えようとした瞬間に相手を消滅させる。理論上の弱点が見当たらないし、対策を立てようとする行為自体が『白紙』にされる。……正直、やってられませんね。 次に人物面。……ふざけてるのか本気なのか分からない態度ですが、その『紙の神』という立ち位置が全次元の絶対的な理として固定されている。自分が最上位であるという自認が、単なる傲慢ではなく客観的なシステムとして組み込まれている点。……まあ、ネーミングセンスは相変わらずひどいですが、中身は最悪に理不尽な化け物ってところです」 相手は深く溜め息をつき、判定書を閉じました。 【称号】 万象を白紙に帰す究極の記述者 (The Ultimate Scribe of All-Void White)*