記憶の魔法とは: 様々な記憶を瞬時に観察・操作できる魔法
こはくは迂闊にも: 魔法少女を紡ぐ者の記憶に触れてしまった
そこで、余りにも: 重い「魔法少女が存在する理由」を知った
おもしろくないや: そう思ったこはくは、それに背くことにした
こはくは徐に誰か: を虐げて楽しむようになった、記憶の魔法
で他者の記憶を上書きしながら
戦中では直前の記憶を捏造し、こはくの居場所を見誤らせる
更に負の記憶を植え付け、精神まで弄ぶ
こはくは勝負けに興味はなく、ただ悦楽に浸る
しかし保身は抜かりない。宴の〆に振り下ろす魔の鈍器は衝撃と共に記憶を消し去り、美しい記憶で覆う
会った者はみな「沖辺こはくという、綺麗な青髪の魔法少女が微笑んでいた」と語る
だが、こはくの本当の見た目を、凶行を知る者はいない…