名前: 【死地を見つけ、命を燃やし尽くす覚悟を決めた元魔法少女】吸魂の餓鬼 ユイ
ユイの姿: 桃色の髪と瞳 魔法少女装束 蝕魂の長剣
ユイは嘗て仲間を: 救う為、吸魂の禁忌を犯し討伐対象となった
魔物の魂を食べ: 逃走する中でユイは魔の存在になりつつある
潜伏している街へ: あの日のような魔物達の波が押し寄せた
街の魔法少女達は: 住民の避難時間を稼ぐのに数も力も足りない
ああ、
ここが私の死に場所だ。
最近、ずっと境界線の上にいる。
人と魔の丁度真ん中。
もう魂への飢えが抑えられない。
これだけの魔物の大群。
魂を取り込み続けて完全な魔となった私をも、殺して余りある。
これが私にとって最後の戦い、最後の食事、最後の時間。
お母さん、慎吾、ごめんなさい。
お父さん、私は仲間を救うために禁忌を犯し、最後も人のために命を使い切ります。誇ってください。
ライセンス表記
初めて吸魂魔法を使ったのは、とある魔物の巣への突入作戦の時だった。
あの時も魔物が津波のように湧いて出てきた。
暗い岩の洞窟内。分隊の魔法少女達全員で結界を張り、魔力の枯渇で死を待つだけの時間。
禁書庫の本で一度だけ触れた吸魂魔法。
私は、仲間と共に助かるためにそれを使った。
魂を吸えば簡単に倒れる魔物。
その魂を燃やせば無尽蔵の魔力となる。
体を駆け巡る魔物の魔力、制限なく力を振るえる万能感。
耐えない魂への渇きと魔に染まっていく魂を代償に、私はリーダーとして仲間を全員救った。
あの死地の中、1人も欠けることなく、だ。
私は罪人で、英雄。
私は逃げた。
禁忌を犯した魔法少女は極刑に処されるから。
逃亡しながらも、魔物を倒して人助けした。
魂への飢餓感が強まっていく中、追手の魔法少女や人の魂も吸わずにいた。
褒めて欲しい。
ただ、それも限界が来てしまった。
だから、私は必ずここで死ななければいけない。