戦争とは: 負けられるもの。
戦火には: 退くことはない。
闘争へは: 屈することなどない。
それを可能にした: 竜殺しの四騎士。
それを征した: 万を超える軍勢。
数万の軍を率いたこの貴族は少し厄介な性格であった。頼み事をされると断れず、お人好しで後悔も多い。
だが卑怯者ではなかった。悪漢の甘言には乗らず、敵国の武威に屈せず、国土に攻め入る数万の敵を前にしても退くことはなかった。
故にこの男の為に幾多の騎士が付き従い、数万の兵の誰もが死地を共にした。
【戦火】【沈黙】【穿孔】【追悼】の異名を持つ竜殺しの四騎士と共に彼が率いた軍はあらゆる侵略を許さない。