全高・直径・体積: 4.5m〜6.8m・1.2m・算出不能
外殻・触感・特徴: 墨色の樹皮に酷似・湿った石・垂れ下がる髪
行動特性: 移動は未確認。追跡の痕跡と気配の記録あり
分析・研究: 古今東西の学者を以てしも未だ結論が出ない
発見場所: ルーマニアのホイア・バチュの森
危険度(暫定評価)
物理危険度:測定不能
認識汚染度:極高
生存率:極低
理解・意味付けを試みた場合:生還例なし
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総合評価
“強さ”という尺度そのものが、あれの前では無意味化される
あれは存在・意味・自己という概念を、螺旋状に削り取る
分類不明。それでもあれは存る
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事件
ある研究者が失踪
若者複数人が全員遺体となって発見
伐採し燃焼させた人物が自分に変貌
ホラー小説形式