与謝野晶子: 筋肉ムキムキマッチョマンの変態61歳強者
力道山: 今後強くなる15歳、情けで生き残った
気概: 若い力道山のバナナを揉んでやろう
やわ肌の晶子: 寝技を駆使した柔道家としての異名
なぜ殺さなかった: 一言で言うなら時代がそれを許さなかった
攻撃力: 100
防御力: 0
魔力: 0
魔法防御力: 0
素早さ: 0
二人の邂逅は昭和15年、晶子61歳、力道山15歳のことであった。老いたりとはいえ血気盛んな晶子が力道山に後れを取るということはない。若い力道山のバナナを揉んでやろうという気概は当然持っていた。本書は『なぜ』の部分にスポットを当て、関係者たちの証言によって進められるドキュメンタリーである。『なぜ殺さなかったのか』ではなく『なぜこの二人が同じ時代を生きたのか』を書き起こした著者渾身の一冊である。