能力はあるが使う気力をなくしている かつての威厳も力も全てをなくしている 莫大な富もあっても美しい姿もあっても 結局一緒に死なないのなら意味がない そうして、彼はずっと座ったとしても意味のない玉座に座り続け一生王という枷をつけられ生きていくしかない 元々あった巨大な国も今はもう誰も住んでおらず、かつての楽器を失っており、それゆえに王も生きる希望も信じ希望も得られなくなっている