名前: 被害を重ねてきた少年『』
※自分の名前すらも遠い彼方に忘れてしまった。「好きに呼んで下さい…」
『被害者』と言う: 逃れ得ぬ定めを背負う、久遠の転生者の少年
恐怖や杞憂の反芻: ボサ髪/酷いクマ/PTSD/弱者/諦観
【捨てモブ】: 理のシステムとして刻まれた演出の為の犠牲
幾度やられても: 目醒めればまた同じ役、逆転する事はない
彼の輪廻は: この後も何度も繰り返され、終わる日は無い
相手の些細な動きからも
悪い想像をし過剰に怯え、身構える
痛々しい程に露骨にビクつき
眼には涙が浮かぶ
宛ら自分が虐めているみたいだ
被害者ぶるのではなく被害者そのものであり
理から決定された自分の【役】でもあり
演じているつもりはない
何もしていなくても謝罪し、許しを乞う
どうせ何をしても無駄なので
この痛みが直ぐに終わる事を願う
その姿に良心は流石に痛み
心に深い残響を残す
台詞付長編小説