■もし誰にも明日がないなら。 明日は誰にも等しく訪れる物ではない。 ある者は自ら捨て、ある者はそれを奪われる。 彼が淵に立ったとき、誰もがそれを失っていた。 明日とは、誰にも等しく与えられる物ではない。 それは戦い、そして得るものであり 戦わぬものに、与えられるものではない。 だが、誰も戦えぬ世界は。 誰一人として、武器を振るえぬ世界は。 ただ明日を否定したい者たちが作り出した地獄に過ぎない。 ならば、戦おう。すべて、壊してしまおう。 この灰に塗れた地上に、朝日が昇る日まで。 灰燼に立った彼の背中には、燻る煙が昇っていた。