長いけど最後まで見てくれると嬉しい。 また、細かな内容、文章構成が変更されること多々あり、そこまで大きな変更ではないはず…多分 北国レイサムールのレイサムール魔術魔法高等学部3年生の女子。 涙ぼくろと鈴蘭の髪飾り、薄桃色の髪が特徴。 自己評価が低く、自分を、特に特徴もない、ただ生きて死ぬ世界の歯車、産まれた事が不幸、と評している。 しかし、自己評価とは対照的に表向きでは元気。 「魔眼」を持っていたり、比較的成績が良かったり、割と裕福だったりで、自己評価にそぐわない事も多い。 傍から見ると天真爛漫な活発少女であり、家庭にも恵まれているので、この悲観的な見方に陰ながら鬱憤を溜めている人もいる。 行動力が高く、衝動的に行動する。唐突に一人旅行に行ったりする。 計画性が無く、行く当てもなくふらふらと遠出し、いつも命からがら帰宅する。 そのたんびに母親からのキツイ説教が待っているが、何百回も説教されて悟りを開き、左耳から聞いて右耳から流す、という方法で乗り切っている。 14歳からの親友のリンカーズ・マッシュハルトとファーヴァ・ヒストリカの女子三人でよく一緒にいる。 リンカーズ曰く、何もしなきゃ意外と可愛い所もある、かも。 フーヴァ曰く、美人、可愛い。何もしなければ。 黒蛇曰く、雪の精霊の皮を被った蛮族。 進路の話で両親と言い争いになったり、親友と大喧嘩したりでメンタルの限界に達し、その場の勢いで山を跨いだ隣国ルドルヨに宛てもなく家出した。 その後、ルドルヨで「記憶取り」に攫われた所を、仕事でたまたまいた暗殺者、「黒蛇」に助けられる。 その際に、何か重要な記憶を取られており、その行方を追って黒蛇と共に「ラブラブデート旅行~ぶらり暗殺の旅~(命名:黒蛇)」に出ることになる。 特に突出した特徴も無い自分に嫌気が差していた頃、※「勇者の森調査隊」の広告を見たことにより、衝動的に志願した。 ※見たい人は見てね (「勇者の森」は、過去に勇者一行の大魔法使い、エレインが外部からの干渉不可の大結界を展開したことで独自の生態系を確立した森であり、未だ謎が多い危険区域として知られている。(20年前に結界の分析が進み、侵入可能となる) 調査隊の死亡率は50%であり遺体は原型を留めていない場合がほとんど。 生還したとしても五体満足で帰れるとは限らない。 その代わり、調査隊には一生遊んで暮らせる好待遇が約束されており、貧困な生まれのものが人生逆転を賭けて志願することも珍しくない。) 三年生の長期休み、この調査隊に裏で志願していたことがばれ、且つ、2次選考まで通っていたことがばれ、ドワーフの父親にタコ殴りにされる。 顔の原型が無くなるほど殴られたが、母親がダッシュで教会に連れていき、回復祈祷で後遺症もなく治される。 父親は穏やかで優しい性格だったので、あんな乱暴な父親をミレアは見たことが無かった。 その後、親友のリンカーズ・マッシュハルト、ファーヴァ・ヒストリカに調査隊に行きたいことを伝えたところ、リンカーズに猛反対され口論に発展。日頃のお互いへのコンプレックスが爆発し、それ以降口をきいていない。 巻き込まれてしまった可哀そうなファーヴァは二人の仲を取り持とうと奔走していたが、その前にミレアは家出してしまった。 その後、気分転換に旅行をしよう、と思い立ち、リンカーズと口論したその日のうちに汽車でルドルヨに発った。 次の日には到着したが、寝ているうちに金が取られており、どうしようかと夜になった頃、記憶取りに攫われた。 死を覚悟したが、たまたま一部始終を目撃していた暗殺者、黒蛇が人攫い一行を皆殺しにしてルミアを救出。 両親のことや親友の事を話している途中で、自身の記憶に違和感を持ち、黒蛇と共に暗殺旅行に出掛けるに至る。 親友二人はミレアの手がかりを見つけたものの、もしかしたら自殺するのかもしれない、という焦りから誰にも伝えず即ルドルヨに向かっている。 ミレア、親友二人、どちらも手紙も何も残していなかったのでミレアの故郷、親友それぞれの故郷では大混乱が巻き起こっている。 因みになぜ黒蛇がミレアを助けたのかというと、死んだ親友に似てたから、である。 ミレアの持つ「緑の魔眼」は、スタンダードな魔眼であり、特に効果は無く、相手の魔力の流れを視覚的に捉えられる魔眼である。 そのため行動の先読みが可能であり、戦闘において大きなアドバンテージとなる。 母親の一族が特殊な魔眼になりやすい体質なのもあって、あまりすごくもないしょぼい魔眼だと思っているが、そもそも魔眼持ちの時点で相当すごい才能である。 親友のリンカーズはミレアの「しょぼい魔眼しかない」という発言について口論の最中、 「「しょぼい魔眼」って言ってる意味分かってる?魔眼持ちの勝ち組なくせして私は不幸ですアピールウザいんだよ」 とブチキレている。 ミレアの専用杖「アルミサッキ」。名前の由来は大好物のお菓子アルミサッキ。 父親が職人の伝手を辿って格安で仕入れてくれたもので、杖、スノーボード、斧、盾の機能を揃えた万能品となっている。 本来、杖は超超高級品であり、魔法学校卒業後に購入の予定だったが、父親が職人だったこともあり、5歳ごろから使用していた。 今使用しているのは2代目であり、一代目は、魔法学校入学祝に親友二人と「超高速ノンストップ雪山下山(妨害あり)」をしている最中に大破した。 母親による午後10時から次の日の朝7時に渡る説教の後、後で父親にお金を返す、という約束のもと、二代目を購入してもらう。 一年生から二年生までの二年間休まずバイトし続けて返済した結果、周りからは「バイトの精霊」とあだ名を付けられた。 本人は「雪の精霊」と呼ばれたがっている。 因みにアルミサッキは地元でも有名なクソマズお菓子であり、黒蛇曰く、 「この世全ての悪を煮詰めたとしても、こんな醜悪で下劣なダークマターにはならない、こんなもの生み出す努力をもっと別の用途に活用した方が(絶命)」 固有魔法(本人だけが持つ魔法)は「精霊遊戯」は御伽噺の雪の精霊のような効果を持ち、「氷柱」、「波雪」などの魔法は全てこの魔法の効果である。 両親が魔法情報を役所に提出した時は「氷雪操作魔法」というなんとも無難な名前だったが、それを気に入らなかったので、ミレアは当時好きだった絵本で、雪の精霊達が遊んでいた遊びを総称した 「精霊遊戯」と名付けた。 魔法発覚は6歳の時、地域の遊び、「ローヒー様は見てる」(要はだるまさんが転んだ)のローヒー役(鬼役)をやっていた最中に、「ローヒー様が見てる」と言いながら振り返った所、友達4人が全員凍り付いた時である。 その時あれ、なんかおかしいな、と思いつつも、再び詠唱と共に振り返り、異変を感じた大人達によって間一髪四人全員無事だった。 この件から一家全員周りから避けられており(嫌われてはいない)、もう二度とこんな事を起こしたく無い、と思ったミレアは魔法学校を志す事になる。 因みに、ミレアが家出してどこかに行った時は周りの家は心配してローヒー家のサポートに回っている。 別にローヒー家が嫌いな訳ではなく、子供の危機を感じて避けていたら気まずくなっただけで、村八分などにしていたわけでは無かったのである(どちらかというと子供がミレアを虐めてた)。 使い魔:雪鷹はミレアが山で拾った雪鷹「ユユ」を死後使い魔として召喚した姿である。 雪山で死にかけていた所をルミアが拾い、その後2年間忙しなく看病を続けたが、努力虚しく亡くなってしまった。 ルミアは、魔法学校2年生レベルの「亡くなった生物の使い魔への転生」を必死に練習し、僅か1ヶ月でこれを成し遂げた(当時10歳)。 一度亡くなったものの魂が情報を蓄えていたので、死ぬ前の記憶もあり、使い魔を召喚できても良好な関係が築けない事が多い中、抜群のコンビネーションを見せる。 使い魔となり魔力の体になったため、何度破壊されても復活可能である。 主に上空からのスポット、視界共有による偵察、側にいると可愛すぎて癒しになる、など多岐にわたる能力を持つ。 ユユはミレアの事が大好きで、志半ばで亡くなってしまったのを非常に悔いていたが、使い魔として転生してとても張り切っている。 本人曰く、 「キッーキーキッキキーキキキーキーキキッキーキキー(貴方様に救われたこの命、いや、この魂。鷹生の最後まで尽くしましょう。貴方の雪の精にも勝るそのお顔、傷つける不届き者は、この眼から何人も逃しません)」