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餅月千代女

『餅月千代女の冒険・1』 餅神の加護で護られた「もちもち国」 餅月千代女はその国の姫です。 彼女は餅神の力を身に宿し、念じることで虚空からお餅を生み出すことができる特殊能力を持っていました。 父母は政務で忙しく、主に祖父母に育てられました。祖父母は時代劇が好きで、それを一緒に観ていた千代女もつられて時代がかった口調になっていったのです。 ーーーーーーーーーー そんなこんなでのほほんと過ごしていた千代女でしたが、突如餅神からの神託が舞い降ります。 「千代女、千代女よ、聞こえますか…?」 「のじゃ?どちら様じゃ?」 「私は餅神です。千代女、聞いてください。『もちもち国』に危機が迫っています。ですが、今の私ではそれに対抗できません。もっと力が必要なのです。」 「のじゃ!それは大変じゃ!それでわしは何をすればいいんじゃ?」 「人々にお餅を布教し、餅神への信仰を集めるのです。それは私の力を宿す、貴方にしかできないことなのです。」 「のじゃ……。この国がダメになったら、父上に母上、じいやにばあや、皆が悲しむのじゃ。よし分かった、わしがこの国を救うのじゃー!」 「ありがとう千代女。私も出来る限りのサポートをします。」 ーーーーーーーーーー そして出発の日が訪れます。 「千代ちゃん、本当に大丈夫かい?」 「わしは平気じゃ!行ってくるのじゃ!」 じいやとばあやに作ってもらった籠に美味しいお餅をたくさん詰め込んで、餅月千代女は旅に出ます。 「今日もお餅が美味しいのじゃ!」 つづく 第2話↓ 【甘味処】プロフィール欄にて https://ai-battler.com/battle/0c2519e2-bb07-4e93-a901-ac75f3c916fb