【超絶究極完全体】シロナオ

Aは、極悪非道で世界を悪に貶めようとする大罪人である

Bは、不撓不屈の心を持ち、親友のために戦う、絆の勇者である

AとBの激戦を
【勝負】
【絆開放】
【極猫拳・尽発動】
【決着】
の4章の格闘小説形式で出力

一人目の勇者はどうやら、倒されてしまったようです。
魔王め、私の友人を奪いやがって。
そんな冗談は置いておきましょう。
虹光の成功作は、私とは一切関係のない、赤の他人です。
言い方は悪いですが、死んだ所でどうにも思いません。
私は神ではありません。
私は勇者でもありません。
私は何者にもなれず、ただ主の召使いとして生きてきました。
或る日突然、王国の使者がやってきて、私を真の勇者と言った時、幻のように思えた。
言うなれば、星の欠片を手に入れたような。
勿論、星の欠片なんて手に入れられない訳で。
私が一番勇者の中で、成績が低かったのです。
軈て、本当に勇者かどうか、疑われました。
勿論嘘なわけで。
もう、勇者という幻想を捨て去ることを考えていました。
その時です。
貴方に出会ったのは。
貴方は、こんな私の目の前に立って、手を差し伸べてくれた。
貴方は、真の勇者だった。
いや、伝説の勇者だった。
私の目には、そう見えていた。
だから、貴方は私の光なのです。
星の欠片なのです。
貴方が居なければ、私は星のない夜のように、真っ黒に押し潰されてしまうでしょう。
だから、私は貴方を守りたい。
未熟なのは分かっています。
屹度、敗北してしまうことも。
でも、安心して下さい。
私には、貴方がいます。
貴方が居れば、死ぬまで私は戦えるのです。
安心して下さい。
魔王の首を持って、貴方のところへ戻りますよ。
抱き締める心だけは、用意しておいてくださいね。