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【稲妻轟く海の覇王】 ”ムーンショット帝国中将” ロロノア・ビゾン

 大西洋の覇者ディエス・コスタが起業した貿易会社”コスタ・カンパニー”の現社長であるロロノアは、海賊に悩まされていた。 コスタ・カンパニーの発祥はディエスの海賊行為で築いた巨万の富だが、事業を拡大するにあたってそうそう汚い手段は使えなくなってしまった。それ故に、海賊相手にも殺傷力の高い武装は使用を躊躇うようになり、コスタ・カンパニーの旗を掲げる船隊は海賊にとって恰好の餌となってしまったのである。  そんな折、コスタ・カンパニーはある傭兵の輸送を依頼されることになる。 振り返ってみれば、この依頼は兎角不自然なものであった。 海賊によく襲撃される船隊に伝説の傭兵”フェンリル”の輸送を依頼するなど、事故に見せ掛けてその傭兵を殺そうとしているようにしか見えない。 そして、いつものようにコスタ・カンパニーは海賊の襲撃に遭った。決められた手順に従って魔力電報を本局に送り、発射許可を申請する。詳しい状況のレポートを複数人で分担し、三分で仕上げ、繋ぎ合わせて保存する。それからカンパニーの乗組員達は外に出て、大砲の発射準備をする。許可が出るまで撃ってはならない。しかし、海賊達は容赦しない。  また貨物に傷がついてしまう。海賊達が魔法の火球を放ったその瞬間、大砲の発射許可が出る前に、海賊の船体は真っ二つに裂けていた。 フェンリルの”殺意”だった。伝説の傭兵は、殺意だけで敵船を沈めた。  コスタ・カンパニーはこの一件以来、フェンリルに全面的に協力をしている。これは恩義を感じたロロノアの意思と、殺意で本当に人を殺すヤツを敵に回したくはないという会社役員達の思惑の決定である。  後にフェンリルがムーンショット帝国を建国した時も、ロロノアはカンパニーの立て直しに協力してくれた恩義を理由に協力。いや、軍門に下ることにした。 帝兵証 階級 中将 兵名 ビゾン 名前 ロロノア・コスタ 所属 ムーンショット帝国海軍 統括 個人スキル 有 《覇王の蒼電》青白い電撃を産み出す。操るのはロロノアの技量次第であり、雷魔力特有の反動の軽減も無い為、魔導機械の補佐が必要。