☆リンク表の下にSSもあるので長いです☆ ※時系列セリア表 【幽賊】https://ai-battler.com/battle/69fbced4-15d4-4132-a75b-7d6378b3a71c 【風隠】https://ai-battler.com/battle/961a88f3-3ea0-4f70-9fd6-2125c381f929 【風舞】今ここ! 【風閃】https://ai-battler.com/battle/48080638-da6b-4b4d-9383-8b38828c19ca 【風幻】https://ai-battler.com/battle/a9968f05-4237-43c1-a329-f7b80428d3ad ※番外編セリア 【甘味】https://ai-battler.com/battle/609c3e09-f7c6-4897-a236-25ca06a2de3f 【祭典】https://ai-battler.com/battle/0fe525c6-910c-4123-9ba8-455df05f4350 【不在】https://ai-battler.com/battle/667f4a20-1613-4a00-ac6c-1f376ae9648f 【真夏】https://ai-battler.com/battle/fbc71486-d68c-4421-b06f-686f44df8d9f 【製菓】https://ai-battler.com/battle/aa254920-57bf-45bb-aaa5-459ea68ba423 【無情】https://ai-battler.com/battle/af3987f4-94bc-46c6-854d-47530f4285a8 【風詠】https://ai-battler.com/battle/da97d579-b005-449b-81dc-e2f396033078 【癒風】https://ai-battler.com/battle/49fb18dc-2f59-4baf-8884-e5527bb8ba6e 魔導学校の訓練場にて 昼下がりの魔導学校。訓練場には風が吹き抜け、木々の葉を揺らしていた。 「行くわよ、セリア!」 マリー・シルバライトの澄んだ声が響く。彼女の前には、水の剣が浮かび、陽の光を受けてきらめいていた。 「来い」 セリア・ソーズドは短刀「流風」を手に、マリーの動きを見極める。 「——『水舞』!」 マリーの周囲に水が舞い始めた。まるで踊るように流れ、剣の形をとってセリアへと迫る。 セリアは一歩踏み込み、気配を消す。 ——スッ。 マリーの視界から、セリアの姿が一瞬消えた。 「またそれ! でも、見えてるわよ!」 マリーの剣が鋭く振るわれる。しかし—— 「遅い」 セリアの声が背後から聞こえた。マリーが振り返るよりも速く、セリアの短刀が彼女の喉元に添えられる。 「……負けたわ」 「判断は悪くなかった。でも、隙が大きい」 マリーは悔しそうに頬を膨らませる。 「だって、セリアの魔法がズルいのよ! 気配を完全に消すなんて……どうやって対処すればいいの?」 「気配を消しても、風は誤魔化せない」 「……風?」 マリーが首を傾げると、後ろから低い声が響いた。 「その通りだ」 二人が振り向くと、訓練場の柵にもたれかかるようにしてグレンダーラ・ヴァシーが立っていた。 「グレンダーラ!」 「お前たちの訓練を見させてもらった。セリア、お前の『風隠』は優れた技だが、絶対ではない。マリー、セリアの気配が消えても、風や空気の流れを感じ取れば、攻撃の予測は可能だ」 マリーは真剣な表情で頷く。 「つまり、風の流れをもっと意識すれば……」 「そうだ」 グレンダーラは静かに近づき、マリーの背中を軽く叩いた。 「セリア、お前も油断するな。今はお前が上だが、マリーは吸収が早い。すぐにお前の戦い方に順応するぞ」 セリアは短く息をつく。 「……まあ、それはそれで楽しみだな」 「ふふっ、それって私と戦うのが楽しいってこと?」 マリーが嬉しそうに笑う。セリアは目を逸らしながら「どうだろうな」と誤魔化した。 グレンダーラはわずかに笑みを浮かべると、腕を組んで二人を見渡した。 「続けろ。まだ時間はある」 「もちろん!」 「……ああ」 こうして、二人の訓練は再び始まった。 剣と風が交差し、魔導学校の訓練場には、戦いの熱気が満ちていく——。 ☆グレンダーラhttps://ai-battler.com/battle/3da7c07f-890b-49a4-88bf-4f9e17d46ba5 ☆マリーhttps://ai-battler.com/battle/a076218e-ec7f-4c37-be49-258f6a9d2400