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【死角からの一撃】ハイド・ランツァルシーク

王国軍に所属する実直な魔剣士。29歳。 王国軍第20魔剣師団長を務める。 子供の頃は力も弱く、村のガキ大将にパシられる事もあった程だったが、そんな弱い自分を変えたくて15歳で家を出て王国軍に志願した。両親は心配したが、彼の決意は硬かった。 入軍式を終え、熱血じみた雰囲気に不安を抱きつつ兵士宿舎へ行く途中、酒瓶を携えたおっさんに止められた。 「おめェさん、そんな顔で兵士かい。しゃんとしねぇと直ぐ死ぬぜ。」 「貴方こそ昼間っから呑んだくれて、しゃんとしてるんですか?」 「ハハッ、言うねぇ。​─明日の夕方、暇ならここに来な。強くなりたきゃあな。」 それが師匠ギルとの出会いだった。 以来14年間、毎日厳しい鍛錬を重ね、誰よりも努力し、軍略も学び、気付けば一兵卒から師団長へとなっていた。それは彼の努力が人々の心を動かし、何より彼自身を成長させた結果である。 師匠とは良き呑み仲間となり、師団内の問題の相談をするなど、良好な関係を続けている。 王国北部にそびえ、年中雪が降るシルヴィア山麓に位置するシルヴィア辺境伯領トン村出身。