普通の水泳部員だった明石春太は、その好成績が原因で目をつけられていた。 度を越した嫌がらせと不慮の事故が重なり、プールの中で溺れかけたその瞬間、彼の脳に強烈な電流が走る。命を守ろうとする無意識の叫びが、彼に水を自在に操る能力を与えた。 「Spring」と名付けたそれは、謎めいたクラスメイト「秋良」から「異能」と呼ばれる力だと教えられる。春太は、次第に「異能」を巡る激しい戦いに巻き込まれていく…。