_____________________________________ 「今の奴が最後みたいだね。私たちの故郷を襲う化物どもは皆私たちが殺した。」 「そーだね、「繝ェ繝ウ」ちゃん。これで…終わったんだ…」 「………なら次の仕事に移らないとね」 「次の…仕事…?」 「前とあんまり変わらないよ。外から襲ってくる奴らは皆倒したから今度は内側にいる「化物」を殺らないと…」 「な、何言ってるのちゃん…というかそれ…何?む、虫?そっちは像…?「繝ェ繝ウ」ちゃんの魔法は「竜化」じゃ…」 「だって「80億匹」も居るんだよ?今から殺り初めないと終わらないよ?」 以上 死亡が確認された草の魔法少女の音声記録。 遺体には何かに噛まれたような形跡と巨大な何かに潰されたような形跡がある… _____________________________________ 速報:最近大活躍だった「愛の魔法少女」さん。ガチで使えないことが判明 001: こいつ強いと思ってたけど今回現れた化物を被害出さずに倒せなかったってマ? 002: 他の魔法少女よりも強いっていうから期待してたのにガッカリやわ 003: でも被害は最小限におさえたんやで?他の魔法少女だったらもっとヤバい被害が出てたかもしれんやん 004: >>003 街一つが化物に消し飛ばされたのに最小限は草。 005: 「愛の魔法少女」が無能だったからちゃうん?結局は雑魚相手にイキってただけのカスってことやな 006: 期待して損したわ。あいつの親友の「竜の魔法少女」も使えなそうだし、はよ新しい魔法少女を雇ってくれ。 007: おい、今ニュースで見たけど「愛の魔法少女」がビルから飛び降りて意識不明らしいぞ。 008: >>007 マジか。まあ、結局使えなかったしええか。 009: 戦闘もザコなのにメンタルもザコなの終わってるwこんな奴が前まで最強とか言われていたの信じられんw 010: このスレ人の心無い奴多すぎだろ。「愛の魔法少女」は俺たちを守るためにめっちゃ頑張ってたし、お前らだって皆喜んでたやん。一回ミスしただけでメディアもお前らも叩きすぎやろ。 011: >>010 結局俺たちを守れてないからしゃーない 012: >>010 顔が可愛いだけのモブだったってことがわかったばっかりやん。 013: てか化物たちとの最終決戦も近いらしいけど政府は誰を送り込むんや? 014: 「草の魔法少女」と「竜の魔法少女」だってよ。草はともかく竜は弱いのに何で出撃させるんや。 015: 人が足りないんやろ。「愛の魔法少女」が出てくるまでここ最近魔法少女がやられまくってたし。 016: 二人だけとか勝ち目無くて草。早く俺たちを守ってくれる新しい奴を雇ってくれ。 この書き込みはここで終了している… _____________________________________ 《魔王の魔法少女》 使用魔法は「魂形変化」 そして「怪物操作」 「魔法少女が基本的に扱える魔法は一種類。私が実は二種類の魔法を使えるって知ったら、他の子達はどんな顔をしたんだろうね。」 「魂形変化」…ランクA 自身や他者を怪物に変化させる魔法。自由に変化させられるわけではなく対象の魂の形にもっとも近い生物を模した怪物に変化する。一切の戦闘力を持たない人間も怪物に変化させることが可能。 例としては羽虫や蛇、百足や像が確認されている。 「私の魂は竜に近い、だから私は竜にしかなれない。現役の時は一般人を怪物にして戦わせる訳にはいかないから仕方がなく自分を竜に変えて戦ってた…。それを見た大人たちが私の魔法を「竜化」だと勘違いして……そこから私の2つ名は《竜の魔法少女》になったんだっけ。あーあ…昔のことを思い出したら何だか吐き気がしてきた。またこれを吸わないと…」 「怪物操作」…ランクS 怪物を自在に操る魔法。また怪物をビー玉状にして隠し持つことでいつでも召喚することが可能。 「その気になれば現役の時も今みたいに「魂形変化」と「怪物操作」を使ってその辺の人間を改造して怪物の軍隊を作り上げて戦うこともできた。けど、あの頃の私は他人を守るために必死だったからそんな非道なことはやってはいけないと考えていんたんだ。「あの子」があんなことをするまではね。」