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碧奏  【世界に届け、不死の詩よ】

彼は不死であった。 彼の見た目は20代の美しい姿から変わらない。 何百年も生きている内に、幾度も醜い争いを見て来た。 「こんな争い合う世の中なら、僕が傷つく方が…!」 自分が不死となった目的を求め、自身の美しい声を用いて歌を歌い始めた。 最初は皆に馬鹿にされ、相手にもされなかったが、それでも諦めない彼の姿勢に心打たれ、応援する人が増えた。 彼は世界の平和の為に、誰かの為に、歌い続ける。いつかの世界平和を夢見て。 彼が紡ぐ人生の“詩”は、今日も誰かを救うだろうか。