【旧帝国騎士】モニカ・エリス・オルストが、【コモニス渓谷】で起こった傭兵団【黒豹】との戦いで新たな力を得て成長した姿 この戦いは、クライヴの兄である【カイル・グラウマン】が彼を目障りに思い【黒豹】にクライヴの暗殺を依頼。依頼を受けた黒豹が【コモニス渓谷】でクライヴ達の隊商を強襲し、それをモニカ達や現在隊商の護衛の任務に就いている傭兵団【隻眼の狼】が迎撃した事で起きた この戦いではモニカはクライヴの傍で彼の離脱を援護し、他の従者や隻眼の狼が前衛として黒豹の迎撃を行った この戦いで彼らは黒豹の強襲に対して見事な即応を見せるものの、黒豹の外大陸から輸入した最新鋭の装備に押され、黒豹の最高幹部【毒蛇のセポラ】に戦線を突破されてしまう クライヴに追い付いたセポラをモニカは迎撃するがセポラの機敏な動きに大剣を扱う彼女は翻弄され、またセポラの有する【魔剣ゲートヒルト】の力に圧倒されてしまい、モニカは鳩尾を深く刺し抜かれ戦闘不能となる その後セポラがクライヴを殺害しようと彼に迫る中、死の淵でモニカは両親を理不尽に奪われた際、震えて隠れる事しか出来なかった後悔や、戦で傷つき倒れた自分を助けてくれた主であり、己の想い人でもあるクライヴを死なせたくないという自身の願いを強く感じた その瞬間彼女は全身を炎で包まれたような熱を感じ、また、それを受け入れた事で【心造兵装〈存護の炎剣〉】を発現させる その後鳩尾の傷を自身で焼いて塞ぎ、再度セポラに挑む。〈存護の炎剣〉の力は凄まじくモニカはセポラを圧倒。最終的に魔剣ごとセポラを焼き払い、幹部であり指揮官のセポラを失った黒豹の強襲部隊は撤退し、この戦いは終結した その後何とか一命を取り留めたモニカは、この強大な力はただの従者に過ぎない自分の為に大粒の涙を流しながら看病を続けてくれた主の為だけに使うと決めた 余談となるが、心造兵装を発現させた影響や、渓谷での戦いでモニカは「もう少しだけ自分に正直に生きてみよう」という心境の変化があった様であり、ほんの少しだけだがクライヴに従者ではなく一人の少女として甘える様になった