イメージ曲:『このふざけた素晴らしき世界は、僕の為にある』 類稀な頭脳と貪欲な探究心で、未知に向かって突き進む稀代の天才発明家。 考古学にも精通しており、世界各地の古代遺跡を回っては、そこで発掘された古代遺物の研究をしている。 彼はとある王国の、第1王子として生まれる。 幼い頃から頭が非常に良く、齢2つにして読み書きができるほどだった。 しかし生まれつき足が悪く、一生立って歩くことはできないと言われていた。 『いくら頭が良くても、ろくに歩けないのでは王にふさわしくない』と、周囲からの目はあまり良くなかった。 しかし、彼にはそんな声は聞こえていなかった。 彼はただ知りたかった。 この世界の仕組みを。 この世界の成り立ちを。 この世界の“真実”を。 しかし彼の足では、部屋からひとりで出ることさえ出来ない。 だから、彼は代わりの“足”を求めた。 世界を見て回るための、新たな“足”を。 彼はその有り余る時間を使い、自身の“足”の代わりとなる“義足”を作った。 齢14にして、彼は地に立つ。 彼を遮るものは、もう何も無い。