ログイン

どこか儚げな美少女 Ver23

 俺、山田風太郎っ!  ところで突然なんだけどさ、コインって面白いよな?  だってよ!、裏と表しかないんだぜ?  口を付けていた紅茶の入ったカップを静かに置き、私は疑問を口にする。  「それが一体どうしたんですか?」  私はフウタローを見入る、彼はだらしない顔でクッキーをぼりぼり貪っていた。  「いや、でもよ……コインの裏表なんて言葉は元々は人間が考えた概念だろ?、だからコインは裏や表なんて本来は存在しない筈なんだよ」  「はぁ………、また貴方はどうでもいい事を……」  呆れたように愛は呟き、再び紅茶を口に含む。  「」