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【シャイニング☆シャイ】ラビア

8/3 プロモ化。比較的、理性のある樹海小屋ギフテッド組が全員揃った。 ───────────────── 10代未満 身長125㎝(研究所収容時) ───────────────── 【被験体データ】 No. 【██████】 コードネーム: 無し X月X日 死亡につき処分済。 ───────────────── 【研究報告書】 X月X日 【魔科学の国】孤児院にて入手。戦争孤児だったが魔力量が極めて高い個体であった為、S棟に収容。他の被験体とすぐ打ち解ける。 X月X日 基礎魔法教える。仕組みを理解する事が困難な様子あるも、意欲的に試行錯誤する様子あり。夕刻には杖から豆電球程度の発光あり。 同室の被験体達とグループで行動する事が多い。新しくできた友達。毎日楽しい。との事。 X月X日 基礎魔法をいくつか習得。光や風魔法が得意な様子。この日、運動場のろばが喋った旨を興奮気味に話す。他の被験体からもそのような供述あり。集団ヒステリーを起こしている可能性あり。注意して監視行っていく。 X月X日 研究所内の図書館より本人が興味を示しそうな本を何冊か用意。内容あまり理解できていないが、中級者用の魔導書に興味を示す。他、宝石や薬草の本にも興味を示し、真剣に読んでいる。研究室にあった鉱物標本を見せると、興奮しながらノートに手書きでメモを取っていた。 X月X日 【ギフテッド】投与後、身体に著しい██が発生し、██。 X X年X月X日末を持って当報告書焼却処分とする。 ───────────────── 樹海の奥。星が煌めく月夜の晩。 梟の鳴き声。しわがれた声と子供の笑い声。 しわがれた声で諸学問の知識を伝えるろば。 宝石の輝きと薬草学を雄弁に語る、脚の長いふくろう。 キラキラした表情で聞き入る半透明の幼い少女。 ろばが少女に新たな知識を与えた。ふくろうが少女に新たな力を与えた。 少女はそれに喜び、懸命に磨いた。磨いたそれは、闇夜すらをも照らす煌めきになった。 「ろばせんせい、ストラスせんせい」 少女が2体の師の名前を呼び、問うた。 もしも自分にも他の被験体のような呼び方があったら何になるだろうかと。 ろばとふくろうこと【ストラス】は顔を見合わせた。そして彼女に微笑みかけ、その名を与えた。 ───────────────── 【元被験体データ】 No.【S-69】 コードネーム:デカラビア(特別枠☆) ─────────────────