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【魔人・亜人保護組織のエルフ】ユラム・ウェル

これは、まだ私達が子供の頃の話 「ファリウスちゃん!今日も遊ぼ!」 「いいよ。何する?」 私達は今日も平和に私達は遊んでいた 突然、凄い爆音と共に空が赤く染まった 私達はポケーッと空を眺めていると、大人達の声が聞こえた 「爆弾だー!逃げろー!」 という怒声に近い叫び声が聞こえた その大人は、そう叫ぶとすぐに身体を鉛玉に貫かれ倒れてしまう 私の手を引いてファリウスちゃんが走る 私は未だに理解できていない 周りの大人や子供が血を流し涙を流して倒れている 私達にも鉛玉が飛んできた けど、大人が守ってくれた 私はようやく理解できた 私達は殺されかけていると 私は死にたくない一心でファリウスちゃんと走った 私達に鉛玉を飛ばされた時、私は個人スキルを発動してしまった この頃の個人スキルは「泡」掌から泡を出し操る。それだけ 泡を出した後は動けなくなってしまう 私は死を覚悟し目を閉じた けど出たのは弾力のある泡だった 泡は鉛玉を跳ね返した 私は理解が追いつかなかったが、取り敢えずファリウスちゃんを守るように抱きつき、私達の身体を覆うように泡を展開した 私達は無事に生き残ることができた 700年後 最近、ファリウスちゃんの様子がおかしい なんだか私を避けてる気がする すぐに目を逸らすし一緒にお風呂だって入ってくれない… そう、悩みを浮かべながら平和に仕事をこなしていた この地域は今日も平和だ