【登場作品:ヒーローボーイサンブレイズ】 銃瑠から父親を奪い、デザートシティを支配した全ての元凶。その正体は元人間でデザートシティに眠るグローリーサンドの力に取り憑かれたニューデザートグループの会長、志島明だった。 明は元々は研究者だったが、同じ研究仲間でグローリーサンドの発見者である一ノ瀬 健の研究成果に嫉妬しその成果を盗もうとする。しかし気づかれて失敗に終わり、このことが世界に知られてはいけないと考えた明は裏で健を殺害。それに留まらず研究仲間であった他の2人の研究者も隠蔽のために闇に葬る。その内の1人が銃瑠の父、唐木田 健人であった。成果を奪いグローリーサンドを自分のものにしようと研究を進めるが、その過程でグローリーサンドに眠る力を増幅させる事に成功する。それを自分で試した結界力が増大していくのを感じ、それに魅力を感じた明は味を占め、自分への更なる服用と街に住む人にこれを売り付け自身の下に置いて力を得ようと考えるなど次第に力に溺れその欲望は増大していく。 そして遂には「デザートイーグルズ」と呼ばれる4人の側近と大量の手下「洗脳戦人」を作り上げ、自身もとうとう人間の身体を捨て砂の魔人としての肉体を手に入れるにまで至った。 力を手にした明はそれまでの名を捨て、新たな名「ジオルズ」を名乗り更なる力を求めて街への侵攻を開始する。 侵攻を開始したジオルズとデザートイーグルズは各地で砂を集めるため街を荒らし人々を苦しめるが、赤と青のマントを羽織った謎の銃使いの2人の少年が突如として現れ、唐木田銃瑠、五十嵐敦と名乗る2人に次々と撃破されてしまう。 それからも彼の軍勢は旅を続ける2人に食い止められ、対にジオルズ本人が迎え撃つ最終決戦の時が訪れる。その破滅的なまでの魔力で2人を終始圧倒するジオルズだが、その時に突然銃瑠の父・健人が現れジオルズの動きを止める。 「そんな…あの時確かに殺したハズ…!!」 動揺するジオルズの前で健人は真実を語る。あの時自身の死を偽造する事に成功したこと、明の不正を告発しようとしたが既に政府に根回しされていて圧力をかけられていたこと、その現状を打破する方法を長年模索していたこと。 一連の説明を終えた彼は力を振り絞ってジオルズに立ち向かうが、 「そんな事が…そんな事が許されてたまるかああぁぁぁあああぁぁぁあああ!!!!」 怒りの頂点に達したジオルズの攻撃から最後は息子の銃瑠を庇って命を落としてしまう。 そんな父を目の前で看取った銃瑠はジオルズを始めとした汚い大人たちに対して怒りを爆発させ覚醒する。ジオルズも全ての力を引き出して戦うが、ミリオンブレイズモードとなった銃瑠の全てを貫く弾丸を受け、遠い星となった野望に届かぬ叫びを上げながらその場で灰となり無に帰した。