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【主催者】リバーザイン・フューリー

リバーザイン・フューリーは小さくため息をついた。 「…私は最後まで、超能力者にはなれなかったか。」 激戦の跡。座り込んだが、一時の静寂すらないことはわかっていた。 彼を追ってきた穂村進、レリィ・リール、王牙達に取り押さえられ、フューリーは身体の自由を失う。 「ガアゼルはどうした?」 「そこにいる。」 王牙が指差した方向には、縄でぐるぐる巻きにされたガアゼルの姿があった。 「リバーザイン・フューリー。超能力を研究し、取り憑かれたアナタは、好き勝手やった落とし前をつけてもらわなきゃならない。」 「資産は押収。秘匿技術も。」 フューリーは小さく息を吸って、鬱屈そうに言葉を吐き出した。 「それでいい。全て0にしてくれ。私にはいらないさ。」 その様子は、ふてくされた子供のようだった。