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【『配役』されし悪】イヴィン

ある"少年"がその街にやってきてからその"少年"を中心に物語が動き始める。 これはとある英雄譚の始まり。 "少年"の前に現れる"悪"。"少年"が関わることで生まれる"悪"、燻し出された"悪"、まるで見計らっているかのように"悪"が生まれ、踏み台になり、消えていく。 悪…悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪悪 どれ程多くの"悪"が作られ消えていったのだろう "彼ら"は恐れた "彼ら"という存在が、踏み台に過ぎず消え去る運命であるということを "英雄"を盛り立てるために"配役"された"駒"であり、"死"を望まれるということ "彼ら"の人生は……"英雄"の為に作られた"虚構"。 "私"はそれを受け入れられない "私"は……正義を嫌う "私"は……正義を疑う "私"は……正義を呪う 正義は……全てを正当化する毒 この世に"正義"がある限り、"主役"がいる限り……"私"の戦いは終わらない 正義が先か悪が先か この問いは永遠に答えの出ることはないだろう 絶対的な正義などないし、絶対的な悪もまた存在しない 結局は視点の問題である 仮面ライダーで考えてみよう ショッカーからすれば"世界征服"は"目的"であり正当性がある。仮面ライダーは裏切り者であり、"悪"となる 勝てば官軍負ければ賊軍 結局…勝者の都合が押し付けられるのだ