【最初で最後の復讐劇:前編】 アルフレートは心臓を貫かれても、強い意志と執念だけでしばらく生き続けた。 「痛い…何故だ?何故皆が殺されなければならなかったんだ?何故だ?何故だ?私ももう駄目だ。だが、王を打ち倒すまでは終われない。そうだ。俺はあの王を倒すんだ。あの魔王を一瞬で吹き飛ばした王を…」 一方その頃、この世界の神は勇者に死が迫っていると気づく。すぐに蘇生を行おうとしたが… アルフレートは強い意志を持ち、再び魔王との決戦の時の能力に目覚めた。その結果、アルフレート自身と神による自己再生がぶつかり合い、勇者の体は中途半端な状態となってしまった。だが、それと同時に勇者は、あまりにも強い意志から凄まじい力を身につけてしまった。 【最初で最後の復讐劇:中編】 「なんだ?何故体が再生しない?何故この状態で動ける?何故痛みが収まらない?いや、そうか。」 アルフレートは強い意志の力だけで死を先延ばしにし、王に復讐する時間を得られたと考えた。勇者には死の寸前で持ちこたえているかのように思えたが、実際には今も体は修復され続けていた。ともかくこれは好都合だ。勇者は死が一時的に消えたと考え、まずはナスコフを殺しに行く。勇者の技『勇気の炎』は『復讐の炎』に変わり、アルフレートは凄まじい身体能力となり、将軍すらも一瞬で殺す。奪い返した伝説の武具は復讐の武具へと姿を変え、凄まじい力となった。 【最初で最後の復讐劇:後編】 アルフレートはついに王の前に現れた。将軍6人の死体とともに。1人残った将軍は怯え、命乞いをしようとするがうまく喋れない。命乞いを言い終わる前に戦いは始まった。とは言っても、圧倒というのも躊躇われる程の差であった。空間を捻じ曲げ、必ず当たる筈の王の放った光線を弾き飛ばし、次の瞬間、王と将軍の首が落ちた。「やった…やってやったぞ…見てるか?見てるよな?次はお前の番だ。見ているだけで助けなかった、お前…つまり神。お前も殺しに行くぞ。」 かつて存在したとある暦における次の日には、神の数は10分の1になった。神と新たなる『魔王』の戦いの中で、その暦が使われていた文明は滅亡したのだ。 最後に… これは元々本来の世界線であったが、世界線を操る神はこの世界線をif世界線として扱い、アルフレートが神と敵対しなかった、別の世界線が本筋となった。世界線を操る神は、比較的上位の神だ。対峙する前ならどうにでもなる。 本筋となった別の世界線 【覚醒する勇者】アルフレート・ウィル・ディスハイマー https://ai-battler.com/battle/5c1c29d8-c5d3-4b0e-8e15-1da9cf46838f #AIバトラー