------------ 五月雨「…はぁ〜!」 ため息が自然と出る。この後、私は【一人で】英会街のある施設を爆破する任務があるからだ。本部は、私が能力者でもないただの人間だと分かっててこんな任務を押し付けて来るのか…?身が持たない。一人じゃ成功率も限り無く低いのは簡単に予測出来る筈なのに、なんで… 同僚「よ、五月雨。いつにも増して浮かない顔してんな」 五月雨「……アンタか…浮かない顔にもなるよ、これから死にに行けって言われてる様なものなんだから」 同僚「そうかそうか〜そんなお前に一つプレゼントだ、ほれ(投げる)」 五月雨「うぉっと…(キャッチ)何、これ。お守り?」 同僚「そ。」 五月雨「何だ?死なない様に神にお祈りしなさいって?」 同僚「へっ、そうかもな。そういう意味もあるが…これは俺からのお前への『貸し』だ。」 五月雨「『貸し』?」 同僚「この貸しの返し方は簡単、お前が生きてここに帰って来る事だ!そうしたら作った甲斐があったって事だ」 五月雨「簡単ってお前……でも、ん。ありがと」 同僚「礼か?なら金くれ」 五月雨「言うんじゃなかったこの『規制済み』」 同僚「ごめんごめん、じゃ頑張ってな!」 五月雨「……うん」