破戒僧 覚犲 かくさい 嘗てはあらゆる人々を救済しようとした僧侶、しかし悪人が善人を苦しめる世の中を許容出来なくなり破戒僧へと堕ちた 悪人の鏖殺をもって世に僅かでも善なる者の笑みを増やそうとしている、人は簡単に悪へと変わると知りながら顔も名も知らぬ誰かを救いたいと願う 誰か助けたい、その願いそのものは正しく美しいだが人には限界がある、彼は其れを知らなかった 故に自身の心を悲鳴に耳を貸さなかった、真に大切に思う者だけを救えば良かったのに そちらを選択していれば、きっと