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2.5章

「お、お前!魔術が使えないただの人間の刑事のはずだろ!?俺の魔術で創造したナイフを素手で破壊するなんて「ただの人間」じゃねぇな!?」 「………ふむ」 「んなことはどうでもいい。この事件の犯人はお前か?」 「俺が失踪事件の犯人!?ち、違う!俺はただ「青髪の魔女」に雇われただけだ!」 「なるほど。その彼女はいったい何者なんだい?」 「知らねぇよ!わかるのは絶体にまともにやりあっちゃいけねえ魔女ってことだけだ!あんな魔力みたことねぇ!」 「いや、待て。あの女。どっかで見たことがあるような気が…ど、どこで見たんだ…?」 「どうにか思い出せないかい?事件解決の手掛かりとなるはずなんだ。」 「たっ…たしか…雑誌…雑誌だ!」 「なんの雑誌だ!?」 「そ、それは…あ…」 「ん?おいおい、こいつ気絶したぞ?」 「はぁ、彼のせいで「痕跡」での追跡は困難になってしまった…」 「どうすっかなぁ…これ?」 「うん。その必要はないよ♪」 「僕が直々に来て上げたから…さ」