年齢: 不明 性別: 不明 種族: 黄金? 役職:世界の厄災 二つ名:黄金の厄災 身体: 黄金でできている 性格: 面倒な事を嫌う 身長: 130cm 体重:秘密 趣味:お菓子作り 好きな食べ物: シュークリーム 嫌いな食べ物: ピーマン 最近の悩み:帝国がうざい 最近あった良い事:配下が美味しい物をくれるようになった その日の事を、私はあまり覚えていない けれど、ひとつだけ確かに覚えている ――私は何かから逃げていた 何からだったのか、思い出せない 何かの霊だったのか、怪物だったのか、それとももっと得体の知れないものだったのか とにかく、怖かった 走って、走って、走り続けた やがて小さな集落にたどり着いた みんなボロボロの私を助けてくれた 温かい食事に安全な寝床を用意してくれた そして、その日は死体のように眠った ……だが、目覚めた朝には違和感があった 外の空気が冷たく恐ろしいほど静まり返っていた。人々の声どころか小鳥のさえずりすら聞こえず静まり返っていた ………私がやったのだが 差し伸べた手を掴んだ時、私は思い出した 私はこの世界の■■であると 私の手に触れた若者が悲鳴を上げる間もなく黄金の像へと変化する それを見て悲鳴をあげようとした母が黄金に変わり、その腕に抱かれていた子供も像となる そして、その黄金に一つの言葉を投げかける 「この村にいる人間を一匹残らず駆除し温かい食事と安全な寝床を確保しろ」 黄金は機械の様な甲高い声で一鳴きした後 作業に取りかかる 集落は一夜にして滅んだ 残ったのは大量の死体と黄金となった家屋だけであった これが、最初の話 後に【最悪の厄災】と呼ばれる私の物語の一ページ目である