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【紅く紅く燃える魂】ロズワール・ラルフォン

「随分と気に入られたものだな。」 『その答えは知っていると思うのだけれど?』 「単に、俺は強く在りたかっただけだ。禁忌に触れるつもりなど、毛頭なかったのだがな。」 『まぁ、炎神として貴方のことは見ていたから、そろそろ来るだろうと思っていたわ。』 「美人さん、いや、美"神"さんか?そんな存在に気にかけて頂いていたとはな。」 『上手いこと、言ったつもりなのかしら?所詮は老人ね。』 「ハッ、あんたに呪われたせいで、老化もクソも無いんだ。あんたは面白い冗談を言う。」 『冗談の言い合いができるなんてね。最高よ、やっぱり貴方に賭けて良かったわ。』 「そうかよ。さぁ、会話は一段落付いたんだ。炎狩りと行こうぜ。」 『そうね。最寄りの強い反応は……北に25キロ、ヴェルミュアラ領のお嬢さんかしら。』 「おい、最初からレベルが高すぎるんじゃないのか?」 『行けるわよ、私達最強よ?』 「それもそうか。んじゃ、飛ばしてくれ。」 『ヴェルミュアラ領の南方3キロあたりかしら?』 「頼んだぜ。」 『フレアの応用、使えるようになると楽よ。1回で覚えなさい。』 「おうよ。」