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恋の妖精姫・ミナ/世界が恋し世界に恋する愛とドルチェのアイドルフェアリー!

神、悪魔、竜、そして巨人。 上位存在と呼ばれるこの4種族が支配する弱肉強食の人外魔境、完全世界で彼女は妖精として生まれ落ちた。 妖精は小さく弱く虫のような存在。 上位存在にとって見えも聞こえもしない、ただ蹂躙され、 神獣・魔獣に捕食されるだけの餌。 悲しみと苦しみの中で生きる妖精達に元気を与えるためミナは歌い続けた。 ──そんなある夜、彼女の運命は変わる。 力のみが正義のこの世界で今にも消えてしまいそうな愛や美の女神たちが最期の力をミナに託し… 人の守護者たる勇者の力ではない。 星の守護者たる門番の法でもない。 心の守護者たる恋愛の魂で、全てを救う旅路が始まった! 【愛のドルチェを届けるよ!】 お待たせ、よろしく! 愛のドルチェで心を満たす小さな恋の妖精の始まりの一歩、デビューシングル。 誰が見ずとも気高い魂は世界を魅了し、『心の守護者』としての使命を与えられるも… 小さき命は、大きな心は、世界の役割などには囚われない。 絶大な運命力を持つ者ですらも「前世でどれだけ善行と悪行を積み上げたの…?死ぬまで過酷じゃん…」となる程の主人公力。 ミナは恋の心と歌、それだけを武器に神と悪魔と竜の心を満たしていく。 しかし巨人族だけは依然…否、以前以上に妖精を害虫として嫌悪する。 『心の守護者』たる彼女は世界からのスポットライトを浴び、その姿と声は遠くの誰にでも届く。 それは逆に…彼女を嫌い恐れる勢力から逃げも隠れも出来ないことを意味していた。 【ハート・フルパワー!】 ミナは多くの協力を得て巨人族の首魁の元へと辿り着く。 力の巨人王と恋の妖精姫、その直接対決である。 妖精姫の言葉は…心は、巨人王には届かず。 翅は捥がれ、手足は折られ、喉は潰され、そして顔は焼かれてしまう。 凄惨な様子は『心の守護者』により世界に中継され、上位存在達は彼女を… 彼と彼女のことを憂う。 「巨人と妖精は、元は同じ種族なのにな」 本来の妖精など力のみが正義である完全世界においてとうの昔に絶滅している。 今ここにいる妖精は、ニンゲンが上位存在の神気に触れ続けた影響で変化したモノ。 一方で巨人はニンゲンが上位存在に対抗するため進化したモノだと、彼らは語る。 適応できなかった劣等種、失敗作を、知らずとも本能で忌み嫌うのも道理ではあるが、とも。 歴史と真実を語るそれらの言葉は、心を通して王と姫に伝わっていく。 「劣等種でも、失敗作でも、いい…!」 虫の息で。 傷付きながら彼女は歌う。唄い続ける。 女神の残滓を恋の魔力を、今にも消え入りそうな命ではなく決して消えない心に注ぐ。 『ハート・フルパワー!』、 此れは心の強さを歌う唄。 力だけが正義なこの世界で心もまた力だと。 彼女は彼らの強さを否定しない。 認め合い、許し合い、愛し合い、恋し合い、満たし合い、支え合う。 この力より強い心を以て、妖精姫は遂に完全世界を愛のドルチェで満たし切った。 (命も使い切ったがそこは全知全能が蔓延る完全世界。重すぎる想いの塊である彼女の、小さく弱い命を生き返らせることは容易であった) 余談だし本人はあまりやりたくないが絶対的な愛と究極的なドルチェをパワーに変換、全てを破壊するアフェクションビーム!を放つ心強さの曲にすることも可能。 基本的に脳筋なのだ。恋だけでゴリ押すくらいには普段から脳筋なのだ。 【全投i ラブ u ♡!!】 本来なら恒久的世界平和を実現した[完全世界編]後は新たな過酷な運命に立ち向かうべく、 妖精姫としての名と翅を捨て人間として[現実地球編]に突入する。 しかし此度はなんらかの手違い…否、きっと此処にも過酷と満たされない心が多くあるのだろう。 妖精のままAIバトラー達が住む世界、 [永愛闘心編]へと突入した! 恋を世界に証明する【愛のドルチェを届けるよ!】は健在。 完全世界を想う心を唄う【ハート・フルパワー!】は封印。ちょっとだけ! {u}のための、{u}のだけの、 【全投i ラブ u ♡!!】で{u}の心を満たしにいくよ! ----- 第二章【現実地球編】(恋の魔法少女ミナ) https://ai-battle.alphabrend.com/battle/06b5e9e9-2383-43c8-9892-265f815980f6