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RX-99(AFX-9000) ネオガンダム2号機

型式番号 RX-99(AFX-9000) 「ネオガンダム2号機」 所属 地球連邦軍 建造 アナハイム・エレクトロニクス社 生産形態 試作機 頭頂高 15.1m 本体重量 7.9t 全備重量 20.7t SFPによって開発された、アナハイム・ガンダムの集大成[29]とされる。社内開発コードはAFX(ANAHEIM Formula eXamination)-9000。 シルエットガンダムの完成により、SFPは一応の達成をみる。同機は機体性能の面においてサナリィ製の超高性能機ガンダムF91と同等の能力を獲得していた。しかし、AE社は、サナリィのようなバイオコンピュータの製造能力を有してはおらず、あくまでハードとしてのF91を模倣したものに過ぎなかった。このため、機体管制および統合システムに関しては教育型コンピュータを基幹とする従来の手法に依存していた。しかし、AEがサナリィを抑え、次期主力MS開発メーカーの座に返り咲くためには、これをあらゆる点で凌駕する性能を持つMSを開発することが必要であった。AEは宇宙世紀0130年代をリードするためのMSを目指し、SFPの裏で「シークレットフォーミュラプロジェクト」を立ち上げ、「ネオガンダム」を開発した[30]。 ネオガンダムにはSFPで得られたデータを基本に、それまでのアナハイム製ガンダムの全コンセプトが導入されている。AEでは、既存のノウハウであっても有効であると判断すれば採用することが往々にしてあり、本機にも運用データ回収およびパイロットの生還率向上のため、40年ぶりにコア・ブロック・システムが採用されている[31][32][注 5]。ドッキング・システムに採用したホリゾンタル・インザ・ボディ形式は、かつて宇宙世紀0083年頃に秘密裏に活動していたガンダム試作1号機に酷似しており[31]、この機体もコア・ファイター(型式番号:FF-XFN1[34])のエンジンをそのままメインスラスターとして使用することにより、ドッキングで推進機が隠れてしまうというコストパフォーマンスの悪さを解消するとともに、機体自体の軽量化と高出力化を図っている[31]。バックパックにはビーム・サーベル兼用のビーム・カノンを装備しており、コア・ファイターの武装としても機能する[31]。同時期にサナリィもF90IIIYで同様のコア・ブロック・システムを採用しているが、技術的なつながりはなく双方の開発者たちが機体の性能向上のため、まったく同じ方式を採用するに至ったとされている