ある日、大魔界にて一人の死神が生まれた。 その名もヨイ・マニア。死神の頂点的存在のヨイ家の長女であった。だが、マニアは死神族固有の「魔眼」を所持していなかった。 父と母は苦しんだ。「魔眼」を所持していないのはそこら辺の悪魔と変わりなく、死神としての素質がないからだ。さらに、兄は反対に圧倒的な才能を所有していた。 父と母は思いついた。どうすればマニアが苦しまず、死神として活動できるかを。 そう「下界」にて活動させればいくら「魔眼」を所有していなくても活動できる、何より他の悪魔に殺される可能性がないからだ。 両親はマニアに命じた。「下界」にて魂を100人分狩れと。その間はヨイの名を剥奪すると。マニアは悲しんだ。だけど、両親の意図をすぐ読み取り、「下界」に降りて行った。