かつて世界は絶望に溢れていた。そんな絶望を希望に変える少女がいた…「ティアホープ」 星咲花那は煌めきが丘中学に通うお嬢様。彼女は虚ろな目で空虚感に溢れていた。失った何かを埋めるように小説を読む毎日、小説は嫌いではないが、心の虚しさは埋められない。彼女は下校中、本屋に立ち寄り、目新しい本は無いかと見て回っていた。すると一冊の本に目が止まり、その本を手に取ろうとする。別の方向からも手が伸びてきて手に触れる。顔を上げるとそこには同じ中学の夢咲可憐の姿があった。