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【決められた運命】クロッサ・D・ボーンズ

彼は生まれながらにしてクロッサだった。親の記憶もなければ、赤ん坊だった記憶もない、なぜ自身がここに居るのかも分からない、生まれたばかりの頃はそれだけしか考えていなかった。その後、大きな穴のそばを離れトボトボと歩いていると、とある村を見つけた。そこのモンスターたちは事情を説明すると快く出迎えてくれた。そこで暮らす日々は楽しかった。だがそれもすぐに終わりを迎えた。1人の人間がここに落ちてきたのだ。たった1人だと思っているかもしれないが、彼は1人で村を壊滅させた。偶然、食料を集めていたクロッサは村長から遺言として、犯人と感謝の意を伝えられた。その場にいた全員が塵となり死んだ時、彼は抑えの利かない怒りにより、能力が開花した。村民と村長を埋葬した後、彼は能力を駆使して地上へ上がった。初めて見る太陽にあの人間への復讐を誓いながら、彼は裏の社会へとその身を沈めた。