出会いの経緯 ミナ「皆どこ行ったんだろ…?」 ミナ「キャンプしようって言ったから 来てみたのにこのざまかぁ…」 ミナ「はぁ…車戻るか」 ミナ「…ここ何処?」 ミナ「よく見ずに来ちゃった からかなぁ…」 ガサガサ ミナ「!?」 ミナ「えっ…?何…?今の」 グルルル… ミナ「やばいってこれ…」 ミナ「トラップの素材… 無い!車に置きっぱだ!」 ミナ「どうしよう…」 ドン…ドン… 熊「グォォォォォォォォォォ!!」 ミナ「くっ…熊!?」 ミナ「やばいやばいやばいやばい やばいやばいやばいやばいやばい! 早く逃げなきゃなのに!」 ミナ「足が…すくんで動けない…」 熊「グォォォォォォォォ!」 ミナ「もう…駄目だ」 ガルー「フンッ!」 熊「グォォォォ…」 熊「ガルルル…」 ガルー「まだやるか?」 熊「…」 (立ち去る) ミナ「あ…ありがとう…」 ガルー「あの熊は中々危険だから 気を付けたほうが良いぞ」 ミナ「所で…名前は?」 ガルー「ガルーだ。」 ミナ「私はミナ。よろしくね」 ガルー「何でお前は此処に来たんだ?」 ミナ「友達とキャンプに来たけど 友達とはぐれちゃって…」 ガルー「「キャンプ」って何だ?」 ミナ「えっ? キャンプはキャンプでしょ」 ガルー「キャンプはキャンプ? どう言うことだ?」 ミナ「もしかしてあんた キャンプ知らないの!?」 ガルー「あ…あぁ」 ミナ「良い?キャンプっていうのはね 森の中で1日過ごすものよ」 ガルー「それだったら俺も 毎日森で過ごしてるぞ」 ミナ「えっ!? 森の中で?」 ガルー「そうだ。」 ミナ「ご飯とかはどうしてるのよ。」 ガルー「えっ?普通に狩った後 丸焼きにして食ってるぞ」 ミナ「丸…焼き?」 ミナ「私にはわからないわね…」 ガルー「そんな事より。 もう日が暮れ始めてるぞ」 ミナ「ホントだ!」 ミナ「どうしよう…」 ガルー「じゃあ今日は泊まっていけよ」 ミナ「良いの?」 ガルー「あぁ。」 ミナ「じゃあお言葉に甘えて」 ミナ「へぇ…意外と部屋広いじゃない」 ガルー「1人で住むには広すぎるがな」 ガルー「余ってる部屋があるから 今日はそこで寝てくれ」 ミナ「分かった」 ミナ「ねぇ。」 ガルー「どうかしたか?」 ミナ「思ったんだけど 熊とか蜂は来ないの?」 ガルー「あぁ。その問題は大丈夫だ」 ミナ「?」 ガルー「家ごと持ち上げるから」 ミナ「え?」 ガルー「一旦外でてくれ」 ミナ「う…うん」 ガルー「よっこらしょっと」 ミナ「へっ…?」 ガルー「今日はここで良いか」 ドンッ! ミナ「えぇ…」 ガルー「とまぁこう言う感じで熊とか 蜂が来ない場所に置いてる」 ミナ「何か凄い…わね…」 ガルー「家持ち上げたら 腹減っちまった。 お前も腹減ってないか?」 ミナ「そう言えばお昼から何も 食べてなかった…」 ガルー「おっ。丁度いい所に イノシシが!」 ミナ「あんた…まさかとは思うけど それを食べるんじゃないんでしょうね」 ガルー「?食べるぞ。」 ミナ「やっぱこの人少し変だわ」 ガルー「取り敢えず行ってくる」 数分後 ガルー「狩ってきたぞ」 ミナ「これはこれで美味しそう…」 ガルー「とりま火起こしするか」 ミナ「でもライターもマッチも 無いよ?」 ガルー「ライター?マッチ? 何言ってんだ? 摩擦熱で起こすに決まってんだろ」 ミナ「イカれてる…」 ガルー「それじゃちょっと待て」 また数分後 ガルー「火起こし出来たぞ」 ガルー「んじゃこいつを焼いてと…」 ミナ「良い匂い…」 ガルー「完成! イノシシの丸焼きだ!」 ミナ「美味しそう〜!」 ガルー「うし。食うか!」 「「いただきます!」」 ガルー「相変わらずうめぇな!」 ミナ「美味しい!」 チュンチュン ガルー「お前らも食うか?」 チュンチュン! ミナ「よく来るの?」 ガルー「あぁ。食ってると よく来るんだ」 ミナ「へぇ〜」 ガルー「ふぅ…食った食った!」 ミナ「美味しかった〜」 ガルー「さてと…そろそろ寝るぞ」 ミナ「了解〜!」 ガルー「うし!それじゃあ また明日な!」 ミナ「また明日ね!」 翌日 ミナ「おはよう〜」 ガルー「おっ。起きたか」 ガルー「うし… あっち見てろ」 ミナ「うん?」 ガルー「ふんっ!」 ミナ「一体どうしたのって…えぇ!」 ガルー「これ。お前の車だろ」 ミナ「何で分かったの?」 ガルー「見てたんだよ 車の前で3人ぐらいの集団が話してたの そしたらよ。「ミナ」って 聞こえてきたんだ」 ミナ「なるほど…だからか」 ガルー「さっ。行きな」 ミナ「…」 ガルー「どうかしたのか?」 ミナ「ねぇ…ガルー。 これからはどうするの?」 ガルー「まぁ気ままに旅するかな」 ミナ「その旅…私もついていって良い?」 ガルー「流石に駄目だ! こう言っちゃなんだが…お前は人間だ! 普通の人間なんだぞ! 熊見たいな危険動物に出会ったら 終わりだ!」 ミナ「それでもっ! 私は旅に付いて行きたい! 自分でもなんだけど…開発とかは 得意だから。旅に役に立つ発明品とか 作れると思う!」 ガルー「…成程な 着いていくということは 旅の為に命を懸ける…その選択を 取ったと言う事だな?」 ミナ「うん…!」 ガルー「付いてこい。 身支度を整え次第出発だ」 ミナ「…分かった! 友達には後から連絡しとくね」 以下は勝利後と敗北後の台詞 勝利後 ガルー「はぁ…はぁ…」 ミナ「大丈夫?」 ガルー「何とかな… だが…この力は中々扱いづらい。」 ミナ「一応私のピアスが静止力には なっていると思うんだけど…」 ミナ「やっぱり恐竜の力って。 中々凄いんだね」 ガルー「あぁ。 正直…俺だから耐えられて いる感じはする」 ガルー「まだまだ俺も強く ならないとな。」 ミナ「そうだね。」 敗北後 ガルー「ぜぇ…ぜぇ…強い…」 ミナ「この人…中々やるね…」 ガルー「こうなったら…」 ガルー「オラァ!」 (砂嵐を巻き起こす) ミナ「今の内に!」 ガルー「あぁ!」 崖の上 ガルー「何とか逃げ切れた…」 ミナ「あの人…おぞましく強かった」 ガルー「まだまだ上が居るのか… 俺も強くならねぇとな。」 ミナ「私もトラップとか 強化しなくちゃ…」 ガルー「強くならないとこの世は 生き残れねぇのか…」 尚。この2人には特別恋愛感情とかはない 両者共「良いパートナー」と思っている ミナのピアスが恐竜の力の静止力に なっている事が発覚したのは ガルーが暴れそうになった際 ミナのピアスを見て自然に 落ち着いたからである