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【反転の魔王】ルナーテ

この杯に人間的な感情や理屈は存在しない 願望器とは得てしてそういうものだ 人間に都合よく現れ願いを叶えるもの ならばその逆は? 人間にとって不都合に現れ願いをねじ曲げる不条理の存在 故に彼女は願いを選別し弄ぶ 捻じ曲げられたくないものを捻じ曲げれるように 怪物のように見えるだろう、自由なように見えるだろう 他者の願いを叶えるのが真ならば 自己の願いを叶えるのが裏である しかして彼女は願望器、願望器に願いはない、反転しても芯は変わらず 本質的にはシステムであり、自己のためというのもそうあれかしと望まれたものを反したにすぎない