「お前も見たいか?全てが滅んだ世界を!」 竜王が滅びてより100年くらい後――勇者が建国した新国家ローレシアがサマルトリア、ムーンブルクに平等に力を分けた後のお話。 破壊の神を信仰し、世界の破滅を目論むハーゴン教団の軍勢が世界に跋扈していた。その首領たるハーゴンは異界から『悪霊の神々』と呼ばれる悪魔神を呼び寄せるほどの力を持ち、多くの死霊、悪魔、そして信者達を従えて暗躍し続ける。 バトルロードにおいて彼は『パンチの攻撃が得意』とまでされたパワーと身のこなしを持つマスターモンクであり、多様な幻術や呪いを実現する魔力と相まって恐るべき実力を誇る。 しかし、それでも彼は多くの闘いの中で成長した勇者の末裔たちには勝てない。進退窮まる彼が最期に選んだ手段は――?