どうだった??リリィちゃんは!髪の毛すごいことになってない??大丈夫?電気ってすごいからね…。まぁひとまず、お疲れ様! やぁ、こんにちは。私がずっとプロフィールを書いてた、ここの研究者だよ。 これでうちの研究所の子達との戦いは終わり!いやぁ、いいデータが取れたよ…。 君もいい経験になったでしょ? おっと…、疲れてるんだから無理しないで!少しくらい休んでいきなって!あはは! …何もないと暇でしょ?お姉さんが昔話をしてあげよう… むかーしむかし、あるところに、悪い死神さんがいました。って、この語り口調は苦手だ… まぁとにかく、昔の死神さんの話さ。 そいつは面白いことが好きでね。funnyの方じゃなくて、interestingの方ね。興味深いことに目がなかった… それだけなら良かったんだけど、そいつ趣味が悪くてね…。とにかく強いやつを探して回ってた。死神って最強の種族!って言われるくらい、魔法とかじゃなくて、とにかく力が強い種族なんだ。だから少しでも自分に抵抗してくれる人間がいればすーぐ興味を持って…、 …片っ端からボコボコにしてた。自分の好奇心を満たして、自分の強さに酔いしれてた…。本当に最低な死神だよね。 そんな死神も勝てない相手がいたんだ。そう、魔王。ある時人間界にいた魔王にその死神は見つかっちゃった。それはそれは酷い目にあったみたいでね…。死神でも耐えられないような痛みが強い魔法を使って死神を懲らしめちゃった! 人間が「痛い!」って思うくらいの痛みは死神は感じないんだけど、さすがは魔王。 …なんでこの話をしたかって?想像してごらん…、君の目の前にその死神がいて…、君ならどうやってそいつを倒すか…。 答えを聞かせてくれ。