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【新しい星との出逢い】星ノ夜 さとり

ただ星が好きで、ただみんなと仲良くしたい女の子。 魔法使いの素質に気付いたのは2年前。 書店にとても惹かれる本があった。 「基礎から分かる天文学」税込 1580円 当時の彼女の貯金は3200円。ほぼ半分を失った。 早速家に帰って読み進めると、 180ページを境に「天文学」の内容が消えていた。 その先に続いていたのは「魔法陣」だった。 その下には日本語で書かれた詠唱文が書かれている。 さとりはその中の「流れ星を作る魔法」に目をつけ、詠唱を始めた。 「深遠な宇宙の彼方より、星々が舞い降りる幻想を喚び起こさん。煌めく星々が宇宙の闇を照らし、運命を繋ぐ軌跡を描くように。我が手に集めし星の輝きよ、一瞬の輝きを放ち、空に流れ星を刻みしは魔法の極み。流星群を司る我、その名を呼ばん。"流星の輝きよ、我がもとに集え!ルクデナシ流星術!"」 空には50個ほどの流れ星が連続して流れた。 星ノ夜さとりはその星に願いを掛ける。 私の星の力で、どうか皆を幸せにできますように。