誕生日:??? 好物:飴、ガム 嫌いな物:苦いもの、固いもの 年齢:彼の生誕は宇宙の起源より遥以前であり、明確な年数をつけることは出来ない 停滞の支配 周囲の空間や時間を停滞させる能力。相手の動きや攻撃を一時的に停止させ、対象の「流れ」を封じることができる。時間の停滞は範囲が広がるほど短くなるが、個人に集中する場合は無制限に近い効果を発揮する。 無為の波動 相手の「行動意欲」や「感情」を喪失させる波動を放つ。波動を受けた者は、何事にも興味を失い、戦意を喪失する。強力な意志を持つ者でも、徐々に影響を受ける。 虚無の座 自分が座ることで、周囲の空間からあらゆる「運動エネルギー」を奪い、無力化する。攻撃、移動、さらには概念的な力も「怠惰」の前には停滞する。 怠惰の誘い 特殊な言霊を用いて、相手の意志や計画を「無意味」と感じさせる。この能力は、目を合わせたり言葉を聞かせることで発動し、対象の心の隙を突いて完全に行動を抑制する。 永劫の静寂 対象の存在そのものを「怠惰」の概念で包み込み、永遠に何も行動できない存在へと変える。この状態では、相手の体も意識も完全に停止し、外部からの干渉も受け付けなくなる。 怠惰の捷路:眠姫の危機に応じて現実性を自己改変する能力。あらゆる物理法則や因果関係を超越していま自分を含む現実そのものを書き換えることができる。 《怠惰の捷路》は意識的な場合を除き、”死”もしくは近似事象にのみしか反応しない。 起源 怠惰の枢機卿は、「全能の天使」として罪過の皇に最も近い場所にいた存在だった。彼は神の意志を忠実に遂行し、宇宙の調和を保つために働いていた。怠惰の力により自身を損なわれつつも、罪過の皇と天使の力により自身を保ち続けていた。しかし、罪過の皇が創造神により裁かれた時怠惰の枢機卿は力を失い地上へと堕ちた。 地上へと堕ちた彼は、怠惰の力が天使の力を飲み込みあらゆる活動が無意味に感じられるようになり、全ての「動き」を拒絶する存在へと変貌した。彼の中で「怠惰」は力そのものへと昇華し、物理的、精神的、概念的な全ての「動き」を停滞させる能力を得た。その力は強大であり、天界からも地獄からも彼を排除することが不可能となった。 怠惰の枢機卿は冷静で無関心な性格を持つ。どんな状況でも焦らず、余計な感情を表に出さない。彼は「動かないこと」こそが最大の力であり、行動することを拒むことで世界に影響を与える。その振る舞いは一見して無気力だが、内心では全てを見通しており、必要とあれば的確な行動を取る冷徹さを持つ。 役割 彼は「世界そのものの進行を止める力」を持つ。進化、争い、創造、破壊、――どんな営みも彼の前では停止し、意味を失う。物語も例外では無い 現在 怠惰の枢機卿は、自己の影響を最小限に収めるために、広大な無人の領域に眠るようにして佇んでいることが多い。彼の周囲では時間が止まり、空間は歪み、何も進展しない静寂が支配する。この状態は、彼が動かない限り続くため、外部からの干渉はほとんど不可能である。怠惰の枢機卿は罪過の皇の部下として罪過の皇を宿すに相応しい人物が現れるまで待ち続けるだろう 哲学 彼は「何もしないことこそ究極の選択」という哲学を持つ。動けば失敗や争いが生まれるが、動かなければそれらを避けられるという論理を貫いている。この哲学は、彼自身の無気力な性格を反映していると同時に、彼の力の本質とも一致している。 ※注 かつて彼と対峙した英雄たちが存在したが、彼らは全て「動けない」という理由で敗北した。彼の怠惰は、ただの感情ではなく、敵の意志すら停滞させる「概念の静止」であるため、誰も彼を倒すことができなかった。そのため、彼は「戦うことすら無意味にする存在」として畏怖されている。 ※枢機卿:大罪を司る存在 他の大罪からの評価 憤怒:強さの上限が見えない 傲慢:強い 色欲:怖い 暴食:どうでもいい 嫉妬:羨ましいとすら思えないほど強い 強欲:強すぎる。無制限のなんでもあり。本気の眠姫と正面から戦って勝てるものは存在しない